ヌメルゴン(ヒスイのすがた) - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

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ヌメルゴン(ヒスイのすがた) [編集]

No.706 タイプ:はがね/ドラゴン
通常特性:そうしょく(受けた草タイプの技を無効にし、攻撃が1段階上がる)
     シェルアーマー(攻撃を急所に受けない)
隠れ特性:ぬめぬめ(直接攻撃をしてきた敵の素早さを1段階下げる)
体重:334.1kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
ヒスイ/原種HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
Hヌメルゴン8010010011015060600そうしょく/シェルアーマー/ぬめぬめ
ヌメルゴン901007011015080600そうしょく/うるおいボディ/ぬめぬめ
鋼/竜HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
Hヌメルゴン8010010011015060600そうしょく/シェルアーマー/ぬめぬめ
ブリジュラス901051301256585600じきゅうりょく/がんじょう/すじがねいり

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)かくとう/じめん
ふつう(等倍)ほのお/こおり/ゴースト/ドラゴン/あく/フェアリー
いまひとつ(1/2)ノーマル/みず/でんき/ひこう/エスパー/むし/いわ/はがね
いまひとつ(1/4)くさ
こうかなしどく

ヌメルゴンのリージョンフォームで、ドラゴン×はがね複合。現環境の同複合はブリジュラスと禁止級伝説のディアルガ
耐性が優秀で、弱点2に対して半減以下が10。原種と同じく、600族としては珍しい高耐久のポケモンとして運用できる。
ただし弱点であるかくとうじめんは、どちらも物理アタッカーのサブウェポンとしてメジャー。悠長に構えると不意の一撃で落とされることも。

種族値配分は原種からHPと素早さを下げ、防御に回した形。前述の耐性との噛み合いは今ひとつだが、それでもなお堅牢。
耐性が特殊寄り、かつ原種より多少落ちたとはいえ凄まじい特殊耐久を備えているため、特殊受けを成立させやすい。
第九世代のはがねは全体的に物理寄りか、せいぜい同値の耐久指数を持つので珍しい特徴といえる。

ただし高速再生技は回復量の少ないいのちのしずく、眠り状態になるねむるしか持たず、鈍足ゆえ上から削られやすい。
また一致技の範囲の狭さも問題で、どちらもはがねに半減され、抜群を取れるのは合計しても4タイプのみ。
幸い原種の技範囲を受け継いでいるので、想定する役割に応じて搭載する技は吟味しておきたい。

原種と違って鋼技やアイススピナーを覚えるが、こちらはどくどく、パワーウィップを覚えない。
ブリジュラスとは炎技の有無、特殊耐久の違い、粉技への耐性などによって簡単に差別化できる。

LAで習得した専用技のたてこもるは、第九世代でとけると同じ性能に変更された。
PPはとけるの半分の10しかないが、アンコールされた際により早くPP切れして縛りを解除できるという利点があるので、最大PPを増やさずに採用するのもあり。

テラスタルは攻撃範囲の強化や状態異常耐性の獲得に使えるが、優秀な耐性を捨てることになるので慎重に。

ヌメラ→Hヌメイルへの進化はLAでしか行えない。Hヌメイル→Hヌメルゴンは第九世代でも可能。
進化の際にヌメラの出身ソフトは問わない。



特性考察 [編集]

そうしょく
草技を無効化して攻撃が1段階上がる。
草技は元から1/4だが、やどりぎのタネや粉技を無効化できるのは高耐久で居座ることが多いヌメルゴンにとって嬉しい。
テラスタルとの相性も良く、特に水テラスタルした場合は弱点は電気のみとなる。
原種に比べると物理技の採用機会も多い分攻撃アップが活きやすい。
ダブルバトルでは、味方のはなふぶきによって能動的に発動できる。
キノコのほうしも無効だがキノガッサには格闘で、リククラゲには地面で弱点を突かれ、後者に至ってはきんしのちからで貫通されるため注意。
シェルアーマー
相手の攻撃が自分の急所に当たらなくなる。
とけるやたてこもるで防御を上げる戦法と相性が良く、事故による要塞戦法の崩壊を防げる。
ウーラオスに急所で無理矢理貫通される心配もなくなるが、格闘弱点なのでこだわりアイテム持ち以外の流しは期待できない。
そのためウーラオス全般を流すことを目的とするなら、格闘に耐性のあるテラスタイプとの併用が望ましい。
特性かたやぶりには貫通されるため注意が必要だが、所持者は確定急所技を持たない。
ぬめぬめ
隠れ特性。直接攻撃をしてきた相手の素早さを1段階下げる。
防御が上がったぶん発動機会は増えたが、原種より遅いため自身への恩恵は感じにくい。
どちらかというとタイプ耐性を活かして受け出し時に発動を狙い、後続へのサポートを目当てとする際の採用になるか。
そのため居座るタイプではなく、サイクルを回しつつりゅうせいぐんで負荷をかけていくような型の場合扱いやすくなる。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ヘビーボンバー40~120
(60~180)
100体重比依存一致技。威力不安定。
体重が334kgもあるので、多くのフェアリー相手に最大威力を出せる。
ちいさくなるを使用した相手に必中+威力2倍。
アイアンヘッド80(120)100怯み30%一致技。性能安定。
アイアンテール100(150)75防御↓30%一致技。高威力だが命中難。
ドラゴンクロー80(120)100-一致技。性能安定。
げきりん120(180)100行動固定一致技。高威力だが相手の無償降臨を許すリスクあり。
ドラゴンテール60(90)90優先度-6
相手交代
タイプ一致技。起点化回避に。フェアリーは交代させられない。
ほのおのパンチ75100火傷10%対鋼。ハッサムドータクンに。
かみなりパンチ75100麻痺10%対水。ギャラドスウェーニバルに。
じしん100100-対鋼。ダブルでは自分以外が攻撃対象。だいちのちからは覚えない。
じならし60100素早さ↓100%対鋼。素早さ操作に。
いわなだれ7590怯み30%対炎。だが、呼ぶ格闘や地面に半減されるため相性は悪い。
アイススピナー80100フィールド破壊対飛・草・地。
ボディプレス80100-耐久型でとける/たてこもると併せて。
カウンター-100優先度-5高い特殊耐久で物理技を誘って倍返し。原種より使いやすい。
フェイント30100優先度+2唯一の先制技。きあいのタスキ潰しに。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ラスターカノン80(120)100特防↓10%一致技。性能安定。
りゅうのはどう85(127)100-一致技。性能安定。
てっていこうせん140(210)95HP半減一致技。高威力だが反動が痛い。
りゅうせいぐん130(195)90特攻↓↓一致技。サイクル戦重視なら。
ハイドロポンプ11080-対炎。苦手な地面タイプにも刺さる。
なみのり90100-対炎。命中安定。ダブルでは味方を巻き込む。
だくりゅう9085命中↓30%追加効果は優秀だが、命中不安。ダブルでは相手全体攻撃。
ヘドロばくだん90100毒30%対草・フェアリー。複合以外のフェアリーに刺さる。
アシッドボム40100特防↓↓100%火力補強や交代誘導手段として。
だいもんじ11085火傷10%対鋼及びそうしょくでの草への遂行技。
かえんほうしゃ90100火傷10%対鋼。命中安定。
ふぶき11070凍り10%対地。サンダーにも刺さる。命中不安。
れいとうビーム90100凍り10%対地。命中安定。
かみなり11070麻痺30%対水。麻痺しやすいが命中不安。雨で必中。
10まんボルト90100麻痺10%対水。ギャラドスや鋼飛複合に。命中安定。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
変化技タイプ命中解説
いのちのしずく-最大HPの25%回復。唯一の高速回復技だが、単体の回復量は物足りない。
ダブルでは味方も同時に回復。じこさいせい等よりPPが多い。
とける-防御2段階補強。ヌメイル時限定技。たてこもるよりPPが多い。
たてこもる-防御2段階補強。ふういんやアンコール意識でなければとけるを採用したい。
のろい-攻撃・防御を補強。素早さ低下は気にならない。
ねむる-とけるとあわせて。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
りゅうせいぐん
げきりん
りゅうのはどう
ドラゴンクロー
一致技を強化しつつ格闘・地面弱点を等倍にする。
炎耐性も得るが、代わりに鋼固有の多くの耐性を失う。
アイアンテール
アイアンヘッド
ヘビーボンバー
ジャイロボール
てっていこうせん
ラスターカノン
一致技強化。対特殊フェアリーを優先するなら。
ハイドロポンプ
なみのり
だくりゅう
ひやみず
テラバースト
水技の火力上昇に加え、ドラゴンの元の役割も残す。
特性そうしょくなら弱点が電気のみになる。
テラバースト弱点の格闘・地面を透かせる。便利だが読まれやすく、次ターン以降は耐性面で不安が残る。
テラバースト格闘・地面半減。飛行とは弱点が異なる。
また、飛行テラス読みの電気・氷を等倍にするテラスだが、炎は一貫する。
テラバースト格闘技を無効にするのがポイント。
悪・ゴーストは火力の高い技が少ないので、防御上昇型であれば要塞になれる可能性はある。
テラバースト対格闘。キノガッサへの遂行を安定させたい場合にも。
ステラテラバースト元の超優秀な耐性を維持して火力を伸ばせる。広い技範囲とも噛み合う。
かえんほうしゃ
だいもんじ
ほのおのパンチ
炎の打点向上や火傷無効など。地面技の一貫に注意。
かみなり
10まんボルト
かみなりパンチ
電気の打点向上でヘイラッシャなどの役割遂行速度を高める。地面技は一貫する。
テラバースト地面半減。草食以外で粉・宿り木耐性が欲しい場合に。弱点多数。
ボディプレス
テラバースト
とける(たてこもる)ボディプレスをメインに攻めていくなら。
ヘドロウェーブ
ヘドロばくだん
アシッドボム
テラバースト
格闘半減、猛毒無効だが地面が一貫する。
じしん
じならし
テラバースト
打たれがちなボルトチェンジを無効。サーフゴーヒードランに対しての役割速度が上昇する。
+  採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

特殊受け型 [編集]

特性:そうしょく/シェルアーマー/ぬめぬめ
性格:おだやか/しんちょう
努力値:HP252 特防252
持ち物:たべのこし/回復きのみ/カゴのみ/ゴツゴツメット
確定技:とけるorたてこもる/ねむるorいのちのしずく/ボディプレス
特殊技:りゅうのはどう/ラスターカノン/かえんほうしゃ/10まんボルト/アシッドボム
物理技:ドラゴンテール/アイアンヘッドorヘビーボンバー/じしん/カウンター

特防が非常に高く、弱点がかくとうじめんと物理寄りの2タイプだけなので特殊受けが安定する。
とけるを積めれば物理でも崩されにくくなり、ボディプレスのダメージもアップ。

あと一枠はパーティと相談。
ゴーストタイプやフェアリータイプに通用する鋼技、もしくは相手の積み技を無効にするドラゴンテールが無難か。

特殊アタッカー型 [編集]

特性:そうしょく/シェルアーマー/ぬめぬめ
性格:ひかえめ/れいせい
努力値:HC252
持ち物:こだわりメガネ/いのちのたま/とつげきチョッキ/たつじんのおび/じゃくてんほけん
確定技:りゅうせいぐんorりゅうのはどう/ラスターカノンorてっていこうせんorベビーボンバーorアイアンヘッド
優先技:だいもんじorかえんほうしゃ
選択技:なみのりorハイドロポンプ/ヘドロウェーブorヘドロばくだんorアシッドボム/10まんボルトorかみなり/れいとうビームorふぶき/フェイント

高い特攻を活かした特殊アタッカー型。優秀な耐性と高い能力で特殊との撃ち合いを制す。

サブウェポンは両一致技を半減する鋼に刺さるだいもんじやかえんほうしゃが優先。
その他、ヒードランカバルドンに強いハイドロポンプ、鋼を半減する水に対する10まんボルト、打点強化のアシッドボムなど。

物理アタッカー型 [編集]

特性:そうしょく/ぬめぬめ
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:HA252
持ち物:こだわりハチマキ/とつげきチョッキ/たつじんのおび/ラムのみ/じゃくてんほけん
確定技:アイアンヘッドorヘビーボンバー
優先技:げきりんorりゅうせいぐん/じしん
選択技:ドラゴンテール/ほのおのパンチ/かみなりパンチ/アイススピナー/ボディプレス/はたきおとす/フェイント/のろい

高めの攻撃を活かした物理アタッカー型。ヌメルゴン=特殊のイメージが強いため、意表を突ける。
C110あるのでりゅうせいぐんの採用もあり。
サブウェポンは鋼対策のじしんが最優先。


相性考察 [編集]

弱点を両方半減する飛行や、格闘半減のふゆう持ちと相性が良い。
ふゆうGマタドガスとの組み合わせはお互いの弱点をすべて半減以下にする。等倍で一貫するのは炎・氷・ゴーストの3タイプ。


対ヌメルゴン(ヒスイのすがた) [編集]

注意すべき点
D150のとても高い特殊耐久と鋼タイプ特有の優秀な耐性が特徴。竜複合で炎の弱点も消えている。
物理方面もとける・たてこもるで強化できるため、早急に倒せないと要塞化してしまう。
安易に物理で攻めると、カウンターで返り討ちにされることも。
対策方法
回復手段は乏しいので、タイプ一致・高威力の地面技や格闘技を使い、速攻で沈めたい。
攻撃面は両技とも鋼に半減されるため、鋼タイプで受けるのが安定する。
ただし、相手もサブウェポンや控えなどで鋼対策を用意していることが多いため、こちらも早急に対応する必要がある。
  • 霊獣ランドロス
    無補正252振りじしんで、HP252振りヌメルゴンを99.5~118.8%の超高乱数1発。
    チョッキを持たせる余裕もある。
    耐久型対策にはじわれもある。
  • スカーフトリック
    鈍足で一発の火力はあまり高くないため、スカーフと相性が悪い。
    決定力を削げ、汎用的な耐久型対策としても有効。

外部リンク [編集]