エンブオー [編集]
No.500 タイプ：ほのお/かくとう 通常特性：もうか（HPが残り1/3以下になると、ほのおタイプの技の威力が1.5倍になる） 隠れ特性：すてみ（反動を受ける技の威力が1.2倍になる）※ポカブ、チャオブーのとき「あついしぼう」 体重：150.0kg（けたぐり・くさむすびの威力100）
| 炎/格闘 | ＨＰ | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |   |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| エンブオー | 110 | 123 | 65 | 100 | 65 | 65 | 528 | もうか/すてみ | |
| Pケンタロス(炎) | 75 | 110 | 105 | 30 | 70 | 100 | 490 | いかく/いかりのつぼ/はんすう | |
| バシャーモ | 80 | 120 | 70 | 110 | 70 | 80 | 530 | もうか/かそく | |
| ゴウカザル | 76 | 104 | 71 | 104 | 71 | 108 | 534 | もうか/てつのこぶし | |
第五世代のほのお御三家でかくとう複合。同複合としては最も重火力アタッカー気質の配分だが、環境全体で見れば中速中火力程度。
他との差別化は必要ないものの、素早さインフレが進む現環境ではかそくを持つバシャーモが一人勝ちの状態にある。
攻撃面は物理・特殊問わず優秀なものを豊富に習得。ほのおとしては珍しくみず技を覚えるなど、範囲も良好。
すてみの適用技も多く、一致のフレアドライブはもちろん、ワイルドボルト、もろはのずつきで幅広く打点を出せる。
一方、耐久面はHPこそ高いが防御・特防が低く、実際の耐久指数はオニゴーリと大差無い程度。
反動技や能力が低下する技を主力とする上に鈍足で被弾回数が嵩みやすく、見た目とは裏腹に結構脆い。
おいかぜや両壁など、行動機会を稼ぐ手段と組み合わせての運用が基本となるアタッカーと称せる。
第九世代ではドレインパンチ、ほのおのうずを新規習得。居座っての所謂ビルドレイン戦術が可能となった。
他に一致技にはインファイト、やけっぱち、きしかいせい。サブウェポンにはたきおとす、ハードプレスを獲得。
ダブルバトルやグラスフィールド対策の10まんばりきも習得しており、横にサポートを置いてのダブル運用も視野に。
技方面では過去最大級の強化を受けたと言っても良いだろう。
チャオブーの考察はノートにあります。
特性考察 [編集]
- もうか
- 残りHPが1/3以下になるとほのお技の威力が1.5倍。
オーバーヒートなど反動技を用いない場合は消去法で此方となる。
耐久が半端なので丁度発動する範囲で踏みとどまることも多いが、反動技を主力とする場合はそのまま倒れがち。
鈍足のため折角発動しても続く攻撃で倒されてしまう場合も多く、総じて場持ちはよろしくない。
- すてみ
- 隠れ特性。反動技の威力が1.2倍。対象技は豊富に覚える。
今作では抜群を取れないがすてみタックルが追加。
耐久に努力値を振る場合、H68BD92と振り分けると2:1:1となり最も硬くなるが、
反動技のダメージを考慮するとH252振りの方がよい。
技考察 [編集]
| 物理技 | タイプ | 威力 <すてみ> | 命中 | 効果 | 解説 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フレアドライブ | 炎 | 120(180) <216> | 100 | 火傷10% 反動1/3 | タイプ一致技。すてみなら威力が上がる。 | |
| ニトロチャージ | 炎 | 50(75) | 100 | 素早↑100% | タイプ一致技。追加効果が優秀。積み技感覚で。 | |
| やけっぱち | 炎 | 75/150 (102/225) | 100 | 前のターン 技失敗で 威力2倍 | タイプ一致技。ふいうち失敗時にも技威力が2倍になる。 | |
| インファイト | 闘 | 120(180) | 100 | 防御・特防↓ | タイプ一致技。ばかぢからと比べ火力が下がらない点が優秀。 ビルドアップなどとの相性が悪いのは相変わらず。 | |
| アームハンマー | 闘 | 100(150) | 90 | 素早↓ | タイプ一致技。素早さ低下のみでデメリットは軽め。 トリックルームでの採用時にも。 | |
| ドレインパンチ | 闘 | 75(112) | 100 | HP吸収 | タイプ一致技。ビルドアップとの相性が良い。 一応、反動技で削れたHPをある程度取り戻せる。 | |
| かわらわり | 闘 | 75(112) | 100 | 壁破壊 | タイプ一致技。壁構築に強くなる。 | |
| きしかいせい | 闘 | ～200(300) | 100 | - | タイプ一致技。反動ダメージで削られた分や、タスキなどとセットで。 | |
| つっぱり | 闘 | 15(22)*2~5 | 100 | - | タイプ一致連続技。タスキパオジアン、まもみがチオンジェンに。 反動技が多い分のケアにはなるが威力上実質サブウェポン扱い。 | |
| もろはのずつき | 岩 | 150 <180> | 80 | 反動1/2 | 対炎・飛行。すてみなら威力が上がる。とはいえ命中不安かつ反動が痛い。 チョッキ型などビルドアップを入れない場合は候補となる。 | |
| ストーンエッジ | 岩 | 100 | 80 | 急所ランク+1 | もろはのずつきと選択。威力は劣るが反動無し。 | |
| がんせきふうじ | 岩 | 60 | 95 | 素早↓100% | 追加効果が優秀。威力・命中共に劣るが無効タイプ無し。 | |
| じしん | 地 | 100 | 100 | - | 対炎・毒。シャンデラなどのゴースト複合に有効。 ギルガルドにも非接触で抜群が取れる物理技。 | |
| 10まんばりき | 地 | 95 | 95 | - | 主にダブルで。 | |
| ワイルドボルト | 電 | 90 <108> | 100 | 反動1/4 | 対水・飛行。すてみなら威力が上がるが、反動も大きくなる。 | |
| がむしゃら | 無 | - | 100 | - | 削り技。HP調整が難しい。ふいうちとあわせて。 | |
| ふいうち | 悪 | 70 | 100 | 優先度+1 | 対エスパー・ゴースト。読みが要るが高威力の先制技。 鈍足なのであると便利。 ゴーストに鬼火で空かされても火傷にならない点も好相性。 | |
| はたきおとす | 悪 | 65/97 | 100 | 道具除去 | ふいうちに頼らずに弱点を突く場合に。 持ち物に依存したポケモンに対しても強くなれる。 | |
| 特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
| オーバーヒート | 炎 | 130(195) | 90 | 特攻↓↓ | タイプ一致技。連発は効かない。両刀・撃ち逃げ向き。 | |
| だいもんじ | 炎 | 110(165) | 85 | 火傷10% | タイプ一致技。高威力・命中不安。 | |
| かえんほうしゃ | 炎 | 90(135) | 100 | 火傷10% | タイプ一致技。中威力・命中安定。 | |
| きあいだま | 闘 | 120(180) | 70 | 特防↓10% | タイプ一致技。高威力・命中不安。 はどうだんは覚えない。 | |
| ねっとう | 水 | 80 | 100 | 火傷30% | 対炎・岩。追加効果が優秀。差別化にも実用面でも有用。 採用意義についてはこちらに記載。 | |
| くさむすび | 草 | 20~120 | 100 | - | 対水・岩。威力不安定。 | |
| 変化技 | タイプ | 命中 | 備考 | | ||
| あくび | 無 | - | 流し技。起点作りに。 | | ||
| ほえる | 無 | - | 流し技。起点回避に。 | | ||
| ちょうはつ | 悪 | 100 | 起点阻止、回避に使えるが鈍足がネック。 | | ||
| ビルドアップ | 闘 | - | 攻撃・防御を補強。ふいうちやニトロチャージでの素早さ補強も欲しい。 | | ||
| おにび | 炎 | 85 | 物理アタッカー対策。炎は呼びにくいが、こんじょうには注意。 | | ||
| 優先度が低い技 |
テラスタル考察 [編集]
| タイプ | 主な技 | 解説 | |
|---|---|---|---|
| 無 | すてみタックル | 解説 | |
| 炎 | フレアドライブ オーバーヒート だいもんじ | 一致技の火力強化。特にフレアドライブは特性も相まって強烈。 | |
| 水 | ねっとう テラバースト | 水半減。高威力の水技やすいりゅうれんだ等の対策に。くさは炎技があるので呼びにくい。 | |
| 電 | ワイルドボルト | 解説 | |
| 草 | くさむすび テラバースト | 主に対水・地面。飛行弱点は一貫してしまう。 | |
| 氷 | テラバースト | 解説 | |
| 闘 | インファイト ばかぢから ドレインパンチ つっぱり きしかいせい | 一致技の火力強化。いずれもすてみの補正は乗らない。 | |
| 毒 | テラバースト | 解説 | |
| 地 | じしん | 解説 | |
| 飛 | テラバースト | 解説 | |
| 超 | テラバースト | 解説 | |
| 虫 | テラバースト | 解説 | |
| 岩 | もろはのずつき ストーンエッジ いわなだれ がんせきふうじ | 凄まじい威力のもろはのずつきを放てる。しかし水と地面の弱点が素通しで反動が痛い。 | |
| 霊 | テラバースト | 解説 | |
| 竜 | テラバースト | 解説 | |
| 悪 | ふいうち はたきおとす | 弱点を等倍以下に抑えつつ超霊に切り返す。 | |
| 鋼 | ヘビーボンバー アイアンヘッド ハードプレス | 多耐性により硬くなるが、地面弱点が一貫する。 | |
| 妖 | テラバースト | 解説 | |
| ステラ | テラバースト | 耐性を変えずに火力の底上げ。 | |
型考察 [編集]
物理アタッカー型 [編集]
特性：すてみ
性格：いじっぱり
努力値：HA252
持ち物：とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/いのちのたま/たつじんのおび
確定技：フレアドライブ/ふいうち
優先技：もろはのずつき/インファイトorドレインパンチorアームハンマー/ワイルドボルト
攻撃技：じしん/はたきおとす
補助技：あくび/のろいorビルドアップ
すてみ適用の高火力物理技で攻めるアタッカー型。
メインウェポンであるフレアドライブは勿論、鈍足を補える先制技であるふいうちもほぼ必須。
もろはのずつきやワイルドボルトもすてみ込みで非常に高い威力が出せるため優先度が高い。
これらはゴウカザルやバシャーモとの差別化の視点で見ても有用。
火力は目を見張るものがあり、A特化鉢巻捨て身フレアドライブは火力指数62208でB特化輝石ポリゴン2が確2になる威力。
持ち物は火力をさらに補強できるこだわりハチマキやいのちのたまは勿論、繰り出し回数を稼げるとつげきチョッキも相性が良い。
現環境では特殊弱点を突いてくるポケモンが少なく役割を持たせやすいためチョッキの採用数が多い。フルアタになりやすいためデメリットもさほど気にならない。
両刀型 [編集]
性格：さみしがり/やんちゃ/おっとり/うっかりや
特性：すてみ/もうか
努力値：H252 AorC252
持ち物：いのちのたま/たつじんのおび/とつげきチョッキ/きあいのタスキ/だっしゅつパック
確定技：だいもんじorオーバーヒート/ばかぢからorインファイト
物理技：フレアドライブ/ニトロチャージ/じしん/ワイルドボルト/もろはのずつきorストーンエッジorいわなだれ/ふいうちorはたきおとす
特殊技：ねっとう/くさむすび
補助技：あくび
高い攻撃・特攻を活かした両刀型。
特攻を調整して、天敵対策にねっとう、くさむすびを採用してもよいし、
物理耐久に無振100からのオーバーヒートを撃ち込んでもよい。
当然ながら、攻撃範囲の広いエンブオーの型の中でも、最も攻撃範囲の広い型となる。
物理特化に比べて、いかくに対応できるのも利点だが、最大火力は当然落ちる。
- 型サンプル
- 性格 ：ゆうかん
努力値：ADベース調整
持ち物：とつげきチョッキ
技構成：ばかぢから/オーバーヒート/ふいうち/いわなだれ
第五世代でウルガモス対策として試したものの特防の数値が足りなかった型をチョッキで補った型。
狙い通りウルガモスに強く、いわなだれで返り討ちにできる。
生半可なエスパーやゴーストもふいうちのプレッシャーもあってむしろ優位に立ててるケースもあった。
炎技は単純に接触リスクと反動ダメージがない特殊技が安定する。
すてみを採用する場合はフレアドライブ搭載の物理特化でもよいだろう。
スカーフ型 [編集]
特性：すてみ
性格：ようき/むじゃきorせっかち/いじっぱり
努力値：AS252
持ち物：こだわりスカーフ
確定技：フレアドライブ/もろはのずつき
攻撃技：ワイルドボルト/インファイト/じしん/はたきおとす
特殊技：くさむすび/オーバーヒート/ねっとう
ゴウカザル・バシャーモとの差別化は、特性すてみともろはのずつき。
- 無補正A振り＋すてみでの火力目安
- もろはのずつき確1：H振りサンダー、H振りシャンデラ
もろはのずつき乱1：無振りウインディ（いかく込み）、無振りギャラドス（いかく込み）、H振りムクホーク（いかく込み）、無振りボーマンダ（いかく込み）
ワイルドボルト乱1：H振りギャラドス（いかく込み）
トリパ型 [編集]
特性：すてみ
性格：ゆうかん
努力値：HAをベースに耐久調整
持ち物：いのちのたま/たつじんのおび/こだわりハチマキ/くろいてっきゅう
確定技：フレアドライブ
優先技：アームハンマーorインファイト/もろはのずつき/ふいうち
選択技：ワイルドボルト/なげつける/くさむすび/がむしゃら
鈍足を活かしたトリパアタッカー型。
素早さ65は特別遅いわけでもないが自主的に素早さを下げるアームハンマーをタイプ一致で使えたり、
トリパでは意外と希少な火傷無効の鈍足物理アタッカーだったりと、他のトリパアタッカーとは違った強みを持っている。
メインとなる炎技は、もうかともすてみとも相性のよいフレアドライブで確定。
もうかだと散り際に超火力のフレアドライブを撃って退場できるが、HP管理がシビアになるのですてみのほうが使いやすいだろう。
岩技はストーンエッジもあるが、トリパの性質上短期決戦が望ましく、より威力の勝るもろはのずつきを優先したい。
格闘技は以下から選択となる。
- 格闘技候補
- アームハンマー
- トリックルーム下で居座るには一番相性がよいが、威力も一番低い。
- ばかぢから
- アームハンマーより威力・命中率に優れるが、やはりABダウンは痛い。
しろいハーブと合わせて使うか、トリックルーム切れ寸前の最後っ屁に。 - きあいパンチ
- クセの強い技だが、威力はすてみのフレアドライブをも超える。
エンブオー＝ふいうちのイメージも強いので、ふいうち読みの補助技読みで当てられれば相手に手痛い一撃を食らわせることができる。
対エンブオー [編集]
- 注意すべき点
- 炎御三家屈指の物理火力を持つ。高威力のふいうちを使えるので高速アタッカーも痛手を受けることがある。
鈍足を活かしたトリックルーム下での戦いがイメージされやすいが、スカーフを装備しての奇襲も脅威。
フレアドライブ、もろはのずつき、ばかぢから、ワイルドボルト等、高威力広範囲を両立する技の数々を習得する。
隠れ特性のすてみではメイン技の多くがその恩恵を受け、タイプ相性だけでは受け辛い。
- 対策方法
- 最速スカーフでも抜けるのはゲッコウガや120族まで。
それ以上の素早さを持ち、弱点をつけるポケモンなら手早く処理できる。
とつげきチョッキを持っている事が多いので特殊アタッカーよりは物理アタッカーで対処した方が良い。
高速エスパーで処理する場合はふいうちに注意。