ラグラージ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ラグラージ [編集]

No.260 タイプ:みず/じめん
通常特性:げきりゅう(HPが1/3以下のとき水技の威力が1.5倍)
隠れ特性:しめりけ(じばく、だいばくはつ、ビックリヘッド、ゆうばく、ミストバーストを無効にする)
体重  :81.9kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
水・地HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性くさむすびの威力
ラグラージ10011090859060535げきりゅう/しめりけ80
ヌオー958585656535430しめりけ/ちょすい/てんねん80
ナマズン1107873767160468どんかん/きけんよち/うるおいボディ40
トリトドン1118368928239475ねんちゃく/よびみず/すなのちから60

ばつぐん(4倍)くさ
ばつぐん(2倍)---
いまひとつ(1/2)ほのお/はがね/いわ/どく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしでんき

フリーズドライで4倍ダメージ


第三世代の御三家で、みず×じめん複合タイプの一角。
同複合中最も合計種族値が高く、素早さ以外にバランスよく配分されているので安定感に優れる。
4倍とはいえ弱点が1つのみ、半減以下が5つと耐性が優秀で、高水準の耐久と相性の良い反撃技も備えるうえ、変化技もなかなか優秀。
アタッカーとしても優れた性能を持ち合わせるため、画一的な対処が難しい器用さを誇るポケモン。

第九世代でははたきおとす、どくづき、ひやみず、こわいかお、ハードプレスを習得。
喪失した技の中ではばかぢから、DDラリアット、ねっとう辺りが痛いか。
自身のタイプ、種族値と相性の良いウェーブタックルは貰えておらず、アタッカーとしては弱体化傾向にある。
引き続き覚えるほえる、あくび、クイックターン、ステルスロックによる対面操作を活かした運用がメインとなる。

トップメタの一角、オーガポンに非常に弱い点も気がかり。



特性考察 [編集]

げきりゅう
耐久面に優れるため、発動圏内で耐えて高火力での反撃を狙える。
ただし相性の良いアクアジェットは覚えず、高威力みず技は特殊寄りと惜しい点も多め。
とはいえ、しめりけの効果が限定的なので消去法でこちらが選ばれることも多い。
しめりけ
隠れ特性。みず技を採用しない場合は必然的にこちらに。相手の起点作成からの自主退場を阻害できる。
第八世代ではミストバーストにも適用されるように。
でんき技無効かつ爆発技無効という点で、レジエレキには滅法強くなる。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
アクアブレイク85(127)100防御↓20%一致技かつ相性補完。威力重視。アクアテールは第7世代以前限定。
クイックターン60(90)100使用後交代一致技。後攻で使うことで有利対面を作る。あくびと併せると効果的。
じしん100(150)100-タイプ一致技。性能安定。ダブルでは周囲全体攻撃。
10まんばりき95(142)95-タイプ一致技。ダブルでの単体攻撃用や対グラスフィールドに。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対虫・飛行。高威力・命中難。
いわなだれ7590怯み30%同上。威力は控えめ。ダブルでは相手全体攻撃。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。サポート用。
れいとうパンチ75100凍り10%対草・飛行・ドラゴン。両一致技との相性補完に優れる。
ゆきなだれ60/120100優先度-4後攻かつ被弾で威力倍増。
どくづき80100毒30%対草。フェアリーにも刺さる。
はたきおとす65/97100持ち物排除アタッカー型でも起点作り型でも有用。
カウンター-100優先度-5高い物理耐久を活かして倍返し。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ハイドロポンプ110(165)80-タイプ一致技。命中不安定。
なみのり90(135)100-タイプ一致技。性能安定。ダブルでは周囲全体攻撃。
だくりゅう90(135)85命中↓30%タイプ一致技。追加効果が優秀。ダブルでは相手全体攻撃。
だいちのちから90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
れいとうビーム90100凍り10%対草・飛行・ドラゴン。両一致技との相性補完に優れる。
こごえるかぜ5595素早↓100%追加効果が優秀。サポート用。ダブルでは相手全体攻撃。
ヘドロウェーブ95100毒10%対草。フェアリーにも。ダブルでは周囲全体攻撃。
ヘドロばくだんは覚えない。
ミラーコート-100優先度-5特殊技を倍返し。チョッキとあわせて。
変化技タイプ命中解説
あくび-起点作りに。ステルスロックと相性が良い。タマゴ技
ステルスロック-サポート用。あくびとあわせて。
みがわり-補助技対策や、げきりゅうの発動に。
ワイドガード-全体技対策。ダブル用。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
すてみタックル
のしかかり
解説
テラバースト草&フリーズドライ半減。こちらは火傷無効。
アクアブレイク
クイックターン
なみのり
電気への役割を失うが、一貫性の高い一致水技を強化。
テラバースト解説
テラバースト苦手な草へ切り返せるようになり、電気への役割もある程度維持。
れいとうパンチ
ゆきなだれ
れいとうビーム
解説
アームハンマー
きあいだま
テラバースト
解説
どくづき
ヘドロウェーブ
弱点の草を半減。サブウェポン強化もでき、耐性もまずまず。
じしん
だいちのちから
物理型なら最大火力が地面なので、一致技強化はこちらが基本。
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
ストーンエッジ
いわなだれ
解説
テラバースト解説
げきりん
テラバースト
炎・電気耐性維持に加え水・草を半減可能。オーガポン対策を重視するなら。
はたきおとす
テラバースト
解説
ハードプレス
テラバースト
草&フリーズドライ半減。こちらは毒無効。
テラバースト解説
ステラテラバーストアタッカー向け。だが素だと火力不足なので火力強化の持ち物が欲しい。

型考察 [編集]

耐久アタッカー型 [編集]

性格:いじっぱりorゆうかん
特性:げきりゅう/しめりけ
努力値:HA252ベースで調整
持ち物:とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/リンドのみ/オボンのみ
確定技:じしん/クイックターン
攻撃技:たきのぼりorアクアブレイク/れいとうパンチorゆきなだれorれいとうビーム/ストーンエッジ/カウンター/ミラーコート/はたきおとす
補助技:あくび

広範囲・高耐久により多くの相手と撃ち合える。
耐性が優秀な上に交代技のクイックターンがあるため、サイクル戦にも強い。
環境のラグラージの大半が起点作り型のため、相手の裏をかきやすい点も優秀。
鈍足なのでカウンターやミラーコート、ゆきなだれ等の後攻技を搭載するのも良い。

居座り型 [編集]

特性:げきりゅう(推奨)/しめりけ
性格:いじっぱり
努力値:HA252ベース
持ち物:たべのこし
確定技:じしん/アクアブレイク(推奨)orたきのぼり/ビルドアップ
攻撃技:れいとうパンチorゆきなだれ/はたきおとす/ストーンエッジorいわなだれ/どくづき
補助技:あくび
テラスタイプ:ほのお、どく、はがね、みずなど

上記の耐久アタッカーの派生で仮作成。基本的なコンセプトやメリットは変わらないが
あちらがサイクルを回すのに対してこちらは居座ってビルドアップを積む。そのためテラスタルは耐性変更が望ましい。
もちろん、一致テラスでの火力補強もあり。
基本は初手に出し、ビルドアップか攻撃。初手に出すことで起点づくりと誤認させることができる。

+  型サンプル

起点作り型 [編集]

性格:のんき/なまいき/わんぱく/しんちょう/ずぶとい/おだやか
特性:げきりゅう/しめりけ
努力値:H252 BD調整
持ち物:オボンのみ/たべのこし/混乱実/リンドのみ/メンタルハーブ/レッドカード
確定技:ステルスロック/あくび/クイックターン
選択技:じしん/アクアブレイクorなみのり/がんせきふうじ/ゆきなだれorれいとうパンチorれいとうビーム/はたきおとす/まもる

第八世代でのラグラージの基本型となっていた起点作り型。
草技を1/4にできるエースとともに組まれることが多い。

あくび→ステロ→あくびループで相手PTを疲弊させる、
もしくはあくび→後攻クイックターンにより相手が居座ったのか交換したのかを見てから確実に有利対面を作ることが役割である。

確定技3つを両立できる時点でカバルドンカメックスとの差別化は不要。
ユクシーもステロ/あくび/とんぼがえりの構成を取れる。素の耐久と素早さは向こうが勝るが、耐性の違いによりこちらも差別化は意識しなくてよいだろう。
第9世代からはエンペルトが同様の構成をとれるようになった。あちらはあちらで優秀な耐性を持つ。弱点が少なく安定感がある点や、クイックターンで多少火力が出せる点はラグラージが勝る。

読まれやすいため挑発はもちろん、ラム持ちに逆に起点にされないよう注意。
九世代でラムのみははたきおとすで対策できるようにはなった。

特殊アタッカー型 [編集]

性格:ひかえめorれいせい
特性:げきりゅう
努力値:HC252ベースで耐久調整
持ち物:いのちのたま/たつじんのおび/こだわりメガネ/とつげきチョッキ/オボンのみ
確定技:ハイドロポンプorなみのり/れいとうビーム
特殊技:だいちのちから/きあいだま/ヘドロウェーブ/ミラーコート
物理技:じしん/ストーンエッジ/クイックターン
補助技:あくび/ステルスロック

おにびやいかくに強く、物理型より高威力の技が揃うものの、素の特攻が低いので火力は不足気味。
持ち物で補強したい。

きあいだまはトリトドンとの差別化にも有用だが命中不安。

型サンプル
性格 :ひかえめ
努力値:HC252
持ち物:たつじんのおび
技構成:ハイドロポンプ/れいとうビーム/だいちのちから/ヘドロウェーブ

刺さる範囲も広く、おにびがよく飛んでくるので非常に動きやすい。
火力こそ少々不足しているが充分戦いやすく、ヘドロウェーブのおかげでマリルリで止まらない利点もある。

相性考察 [編集]

  • ボーマンダ
    所謂ラグマンダ。ステルスロック+あくびでりゅうのまいの起点を作れる。
    草を1/4にし、第八世代より扱いやすい飛行技を習得したため、ラグラージの弱点の草に非常に強い。
    氷やフェアリーへの対策として鋼ポケモンを加える事が多い。
    また同タイプのカイリューとも相性補完に優れる。
    フリーズドライが一貫して4倍弱点のため注意。
  • ウルガモス
    草を非常に呼ぶため、後投げから強く出ることができる。
    またラグラージはウルガモスの苦手な岩技を受けることが可能。

対ラグラージ [編集]

注意すべき点
ステルスロックによるサポート、あくび+クイックターンによる対面操作性能が高い。
一発で落としたいところだが耐久力がある上、弱点はマイナーな草のみ。
相性補完に優れる飛行タイプと組まれる事が多いため、安易に草タイプを出してもクイックターンで一転こちらが不利な戦況になる。
通常アタッカー型が最早奇襲気味になっており、読み違えると1体持っていかれることも。カウンターやミラーコートにも注意。
対策方法
耐久が高めで弱点も少ないものの、草技やフリーズドライで致命傷を与えられる。
特にフリーズドライは組まれやすいボーマンダなどの飛行タイプにも一貫するため非常に効果的。
積みエースのサポートが主なので、ラムのみ持ちポケモンを先頭に出してあくびを予防することで逆に積みの起点にできることも。
ちょうはつもあくび展開は阻止できるものの、クイックターンによる対面操作が可能である点には注意。
持ち物はオボンのみが大半であるが、リンドのみ持ち、アタッカー寄りの型も存在するので油断は禁物。
一番いいのはテツノツツミオーガポン
パーティに組み込みやすくフリーズドライやアンコール、草技は非常に効果的。

外部リンク [編集]