ドデカバシ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ドデカバシ [編集]

No.0733 タイプ:ノーマル/ひこう
通常特性:するどいめ(命中率を下げられない・相手の回避率上昇を無視して攻撃できる)
     スキルリンク(連続技が必ず最大回数当たる)
隠れ特性:ちからずく(一部の技の追加効果がなくなり威力が1.3倍になる)※ツツケラとケララッパのときは「ものひろい」
体重  :26.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
物理N飛行HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ドデカバシ8012075757560485するどいめ/スキルリンク/ちからずく
ムクホーク85120705060100485いかく/すてみ
ウォーグル10012375577580510するどいめ/ちからずく/まけんき

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/こおり/いわ
いまひとつ(1/2)くさ/むし
いまひとつ(1/4)---
こうかなしじめん/ゴースト

第七世代の序盤鳥ポケモンで、ノーマル×ひこう複合。
高い攻撃種族値に広い技範囲、ちからずくスキルリンクと攻撃的な特性を備えている。
同タイプで同等以上の攻撃を持つムクホークウォーグルと違い、役割破壊程度の特攻とばくおんぱ・オーバーヒートといった大技があるので両刀運用も視野。

一方で鈍足中耐久、特性が適用される技も基本的にサブウェポンばかりで、最大打点の強化には向かない。
如何に行動機会を稼ぎ、その攻撃性能を発揮させるかが重要なポケモンといえる。

第九世代ではアクロバット、ダブルウイング、からげんき、ギガインパクトを習得。いずれもメインウェポン候補として採用可能。
反面、前世代で技そのものが廃止されたおんがえしは引き続き失われたままで、ノーマル物理技は全体的に癖が強い。
サブウェポンとしては一致技が通らないはがねに抜群で通せる物理技にやけっぱち、音技対策のじごくづき。
変化技は鈍足と相性が悪めのアンコール程度で、総合的にみるとアタッカーとして順当な強化と言うところ。
おんがえし以外の失った技に重要なものは見当たらない。

専用技・くちばしキャノンの詳細は後述。癖は非常に強いが、上手く使えば強力な技でドデカバシの個性として運用可能。



特性考察 [編集]

スキルリンク
対象技のうち有用なものはタネマシンガンとロックブラスト。
実質威力125のくさ技といわ技により、一致技では物足りない攻撃範囲を補える。
とはいえ一致技と合わせても共にはがねタイプには半減されるため、貴重な個性とは言え相性補完としては微妙なライン。
炎技と合わせることで全タイプに等倍以上が狙えるようになるので覚えておきたい。
がんじょうやみがわりにも強いが、ミミッキュばけのかわを貫通して倒すには火力が足りないので対策としては不十分。
(無振りミミッキュへA特化ハチマキタネマシンガンが28~33ダメ、H4振りの実数値が131なのでほぼ最高乱数を連続で引き続けない限り突破不可能)
なお上記二種の技とくちばしキャノンは全てぼうだんに無効化されてしまうので相手にガチグマやジャラランガがいる場合は注意すること。
タイプや一致技の範囲の違いから、他の同特性との差別化は基本的に不要。
するどいめ
回避戦法に強くなる。
基本はスキルリンクの方が優秀であるため、連続技を使用しない型のみの採用。
連続技を採用しない場合でも、サブウェポンの火力底上げができるちからずくの方が有用か。
ちからずく
隠れ特性。
強力な特性ではあるが、残念ながらメインウェポンは殆どが適用対象外。
ゴッドバードはちからずく適用対象の一致技だが、パワフルハーブがほぼ必須となってしまう。
一方でねっぷう、ダストシュートなどサブウェポンの火力補強には大いに役立つ。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力
【ちからずく】
命中効果解説
ブレイブバード120(180)100反動1/3タイプ一致技。高威力だが反動が痛い。
くちばしキャノン100(150)100優先度-3タイプ一致技。専用技。詳細後述。
ダブルウイング40(60)*2902回攻撃タイプ一致技。タスキやみがわりに強いが命中不安。
ギガインパクト150(225)90行動不可タイプ一致技。反動は痛いが高火力。
からげんきやテラバースト2発分に相当する威力。
からげんき70/140
(105/210)
100-タイプ一致技。状態異常で威力倍増。
おにび対策になるが、ゴーストには無効。
タネマシンガン25*2~5100スキルリンク対象技。対岩・水・地面。命中安定・非接触。
ロックブラスト25*2~590スキルリンク対象技。広範囲に刺さるがやや命中不安。
やけっぱち75/150100失敗後威力倍対鋼。ノーマル技読みで出てきたサーフゴー等に。
ニトロチャージ50
【65】
100素早さ↑100%対鋼。準速で100族、最速で115族まで抜ける。
ちからずくの場合、やけっぱちの下位互換となるため非推奨。
ダストシュート120
【156】
80毒30%対妖。高威力だが範囲は一致技と被りがち。ちからずく対象技。
はたきおとす65/97100道具除去対ゴースト。追加効果も優秀。
とんぼがえり70100自分交代攻撃しつつ撤退。鈍足を活かし後続の無償降臨に。
特殊技タイプ威力
【ちからずく】
命中効果解説
テラバースト80(120)100-通常時はタイプ一致特殊技。
ノーマルテラスタル時には、無条件のノーマル物理技にもなる。
ばくおんぱ140(210)100タイプ一致技。性能安定。みがわり貫通。
ノーマル物理技のラインナップが貧弱なため物理型でも候補。
オーバーヒート13090特攻↓↓対鋼。ニトロチャージより通りやすいが連発できない。両刀向け。
ねっぷう95
【123】
90火傷10%デメリットなし。ちからずくなら威力はオーバーヒートに迫る。
ダブルでは相手全体攻撃。
変化技タイプ命中解説
つるぎのまい-攻撃を強化。抜き性能向上に。
おいかぜ-味方の素早さ倍増。自身にも有用。くちばしキャノンと相性が悪い。
はねやすめ-回復技。先制で耐性が一変。くちばしキャノンの火傷とあわせて。
フェザーダンス100物理アタッカーを弱体化。
火傷と違い重ね掛けができるので受けの安定度が高まる。
こわいかお100相手のすばやさを下げる。ダブルでの縛り解除などに。
アンコール-サポート技。くちばしキャノンとの相性は微妙。
+  採用率の低い技

固有技「くちばしキャノン」について [編集]

特徴
  • 飛行タイプ物理技
  • 威力100 命中100 PP15
  • 非接触技
  • 優先度-3(ターンの最初にクチバシを加熱する。加熱処理は優先度+6。きあいパンチの集中力を高める部分と同様)
  • 技が発動する前に直接攻撃を受けると、そのポケモンをやけど状態にする(技はそのまま受ける)
  • 特性「ぼうだん」で防がれる
ドデカバシの専用技。威力が高く、火傷効果も有用だが、必ず後攻になるデメリットは痛い。
もっとも素早さは高くないので、この技を使わなくても後攻になるケースが多い。

ドデカバシの弱点となるいわでんきこおり技は非接触技が多く、高火力アタッカー相手だとそもそも耐えられないこともあるが、
発動前にひんしになっても火傷の効果は発生するため、まともな有効打が接触技しかない相手には牽制となりうる。
ボーマンダメタグロスギャラドスカイリューハッサムミミッキュ等が該当する。積み技には注意。)
また、きあいパンチと異なり、発動前にダメージを受けてもひんしにならなければ技を発動できる。
タスキを持たせたり、耐えられる接触技を使ってくれる相手を上手く見極めよう。
加熱は優先度+5のてだすけよりも先に行われる。そのため、ねこだましやしんそくを撃ってくる相手でも接触すれば火傷にできる。
豆知識
ねむり状態で使用しても、触れた相手を火傷させる効果は発動する(加熱を始める→直接攻撃を受ける→火傷を負わせる→ぐうぐう眠っている)。
こおり状態でも同様の効果が発生するが、こおり状態が治るといったことはない。
優先度-3なので、相手がカウンターや強制交代技を選択するとくちばしキャノンが先に発動するため、相手は火傷しない。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ばくおんぱ一致技強化。
やけっぱちやけど無効。鋼対策に。岩が一貫する。
テラバースト岩に通るが電気が一貫する。連撃ウーラオス受けにも。
テラバースト麻痺無効。
タネマシンガン粉技無効。
テラバースト氷半減だが耐性は劣悪。
テラバースト
テラバースト
テラバースト電気受けに。ただし氷が一貫。
くちばしキャノン一致技強化。
テラバースト
とんぼがえり対エスパー。
ロックブラストロックブラストの強化に。しんそく半減。
テラバースト対ゴースト。
テラバースト解説
はたきおとす対ゴースト。いたずらごころ無効。
テラバースト氷岩半減。
テラバースト

型考察 [編集]

スキルリンク型 [編集]

特性:スキルリンク
性格:いじっぱり/ようき
努力値:A252 CS調整 残り耐久
持ち物:こだわりハチマキ/いのちのたま/とつげきチョッキ/ラムのみ
確定技:ブレイブバードorくちばしキャノンorダブルウィング
優先技:タネマシンガン/ロックブラスト
攻撃技:ギガインパクトorからげんき/とんぼがえり/ニトロチャージ/やけっぱち/はたきおとす/ダストシュート/テラバースト
補助技:おいかぜ/はねやすめ/つるぎのまい/フェザーダンス/アンコール

スキルリンクを活かした基本的なアタッカー型。

素早さが微妙なので、耐久に厚く振るならくちばしキャノンも選択肢に入る。
くちばしキャノンを入れる場合、自分より遅い相手と戦う時を考え、もう一つ飛行技を入れるのもあり。
連続技の他には技スペースが一つ余りやすく、両立しても攻撃範囲が狭いとは思わなかった。

ニトロチャージやおいかぜで素早さを補うのならばある程度は耐久等の調整したい。

耐久は並程度だが決して低くもないため、フルアタ構成でいくのならばとつげきチョッキもあり。
ちなみに、AS252振りで残りの努力値をDに振れば、HP奇数(実数値155)とD偶数(実数値96)を両立できる。

ちからずく型 [編集]

特性:ちからずく
性格:いじっぱり/やんちゃ/ようき/むじゃき/ゆうかん
努力値:A252 CS調整 残り耐久
持ち物:こだわりハチマキ/いのちのたま/とつげきチョッキ/ラムのみ/パワフルハーブ(ゴッドバード採用時)
確定技:ブレイブバードorくちばしキャノンorダブルウィングorアクロバットorゴッドバード(両立可)
優先技:ねっぷう/ダストシュート
攻撃技:からげんきorばくおんぱ/とんぼがえり/オーバーヒート/やけっぱち/はたきおとす/タネマシンガン/ロックブラスト
補助技:おいかぜ/はねやすめ/つるぎのまい/フェザーダンス/アンコール

ちからずくを活かしたアタッカー型。

一致技で適応されるのはゴッドバードのみ。パワフルハーブがないと使いにくいため、他の飛行技と両立も可能。
いのちのたまの反動がなく使えるねっぷう、ダストシュートは優先したい。

ちなみに、AS252振りで残りの努力値をDに振れば、HP奇数(実数値155)とD偶数(実数値96)を両立できる。
ダウンロード対策にもなるため、先制技対策として安易にBに振るよりはDに振りたい(ねっぷうを採用しないのなら)。

スカーフ型 [編集]

特性:スキルリンク
性格:ようき/むじゃき
努力値:AS252/AC調整S252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:ブレイブバード/タネマシンガン/ロックブラスト
選択技:とんぼがえり/オーバーヒート/はたきおとす/ギガインパクト

微妙な速さをこだわりスカーフで補い、飛行・草・岩の3つの高火力技で奇襲をかける。
準速スカーフで最速100族を、最速スカーフで最速115族まで抜ける。
鋼への有効打が欲しい場合はオーバーヒートを採用しむじゃきを選択。

物理受け型 [編集]

特性:スキルリンク/ちからずく
性格:わんぱく/のんき
努力値:HB252ベース
持ち物:ゴツゴツメット/たべのこし/オボンのみ
確定技:くちばしキャノン/はねやすめ
攻撃技:とんぼがえり/タネマシンガン/ロックブラスト/ばくおんぱ/オーバーヒートorねっぷう/はたきおとす
変化技:フェザーダンス/アンコール/まもる

専用技のくちばしキャノンを活かして、ゴツゴツメットファイアローハッサムのように立ち回る型。
直接攻撃を受けた場合は必ずやけどにさせ(おにびは命中85)、みがわり状態でもやけどにできる。
じめん無効のひこうタイプなので、いわ技を除けば誘う物理技は接触技が多く好相性。

耐久指数は特化してもA252ガブリアスのげきりんが高乱数2発(88.3%)と心もとないものの、
うまく接触技を誘って火傷とはねやすめを合わせれば十分に受けきれる。
また、無振りでもくちばしキャノンが無振りガブリアスを確3(37.7%~44.8%)とそこそこの火力を持つ点もポイント。

クチバシの加熱自体は先制発動なので、仮に相手の攻撃で倒されてしまってもやけどを残せる。
ただし被弾後に効果が発動するため、攻撃を食らうタイミングにはやけどの物理1/2効果はない。
特性や選択技はパーティと相談、特殊技採用時は性格のんきもあり。


対ドデカバシ [編集]

注意すべき点
高い攻撃種族値からの一致ブレイブバード、スキルリンクによる実質威力125の草・岩技もサブウェポンに持つ。
これらの攻撃技を全て半減することができるはがねに対してもオーバーヒートを撃てるため、安易な受け出しを許さない。
素早さは低めだが、ニトロチャージを覚えるので油断は禁物。
くちばしキャノンで物理アタッカーを牽制しつつ、おいかぜやフェザーダンスによるサポートに回ることも。
対策方法
耐久は並程度。弱点も電気・氷・岩とメジャーで、非接触技が多いためくちばしキャノンも怖くない。
最速スカーフでも115族抜きが限界なので、それよりも速いでんきタイプの特殊技で攻めるのが最安定。

外部リンク [編集]