ゲッコウガ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ゲッコウガ [編集]

No.0658 タイプ:みず/あく
通常特性:げきりゅう(HPが1/3以下のとき水タイプの技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:へんげんじざい(戦闘に出るたびに1回だけ自分が出した技と同じタイプに変化する)
特殊特性:きずなへんげ(敵を倒したとき、一度だけ攻撃・特攻・素早さが1段階上昇する)
体重  :40.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
高速水HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ゲッコウガ72956710371122530げきりゅう/へんげんじざい/きずなへんげ
フローゼル85105558550115495すいすい/みずのベール
カマスジョー61123606050136490すいすい/スクリューおびれ
テツノツツミ568011412460136570クォークチャージ
インテレオン70856512565120530げきりゅう/スナイパー
ウネルミナモ99839112583109590こだいかっせい

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ/かくとう/むし/フェアリー
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/ゴースト/あく/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなしエスパー

特性へんげんじざいの場合、技使用の際一度だけ変更


第六世代のみず御三家であく複合。同タイプは現時点ではHダイケンキのみ。
へんげんじざいでタイプを変えて技を撃ち分けることが多かったが、弱体化によりその戦法は不可能になった。
配分は典型的な高速アタッカーで、同特性やリベロとしては両刀可能な数値なのが持ち味。
その崩し性能から登場以来高い採用率を残し続け、第七世代まではトップメタの一角として活躍していた。

反面、その攻撃性能はあくまで豊富な技と両刀配分による読みづらさに起因しており、数値自体は控えめ。
弱点の少ないウォッシュロトム等、採用率の高いポケモンにも後出しを許す相手は存在。構築全体でカバーしておきたい。
耐久指数も振らないと紙と言っていい低さで、耐性についても特性ありきの立ち回りになることも留意。
更に第九世代ではへんげんじざいに変更が入り、場に出る度に1回しか発動しなくなったことで大きく弱体化。
独自のタイプを利用しつつ、耐久の低さを活かして一致火力を伸ばせるげきりゅうも選択肢として急浮上。
テラスタルにより、げきりゅうの場合でもタイプを変更可能になった点もへんげんじざいの優位点を落としている。
めざめるパワーは廃止されたが、テラバーストで物理型でもあらゆるタイプの技を使用可能となった。

技方面ではローキック、かわらわり、つるぎのまい、カウンター、アクアブレイク、すりかえ、ヘドロウェーブ辺りが採用圏内か。
元々高速ではあるが更に上回る相手を想定するのであればくさわけも使用可能。耐久を考えると出来れば粉技読みで使いたい。
また碧の仮面ではウェザーボールを新規習得。天候に合わせてタイプを変えられる。
失った技はどくどく、ねっとう。前述のめざめるパワーの他、たたみがえしが廃止。ダブルのサポート型はやや弱体化傾向。
ちなみに技マシンでどくどく、ねっとうが復活しているが、ゲッコウガは引き続き覚えることは出来ない。

またみずタイプの物理・特殊の高速アタッカーとしてはカマスジョーインテレオンの続投、新顔のテツノツツミウネルミナモが登場。
幸い、後者はサブウェポンの範囲が乏しく、特性も活かしづらい。
上述の特性・技による搦め手とテラスタルの組み合わせで上回っているため、差別化は容易な部類。

また、二世代不在の間に前作のドラパルトを筆頭に、自身より速くかつ汎用性にも優れるポケモンが一気に増えてしまったの逆風か。

「ステータス・指数」「物理スカーフ型」「げきりゅう・みがわり軸型」はノートにあります。

2023年1月27日から開催の最強ゲッコウガレイドより解禁。ドリームボールに入れられるようになった。

※現在ランクバトルにおいて特性がきずなへんげのゲッコウガは未解禁。カジュアルバトルでのみ使用可能。



特性考察 [編集]

げきりゅう
おなじみ御三家の固有特性。残りHPが一定以下になるとみず技の威力が強化。
耐久が低いため、タスキを持たせれば発動を狙いやすく、速さを活かしてみがわりを採用するのもアリ。
今作ではテラスタルが登場したので、こちらでもタイプを予め決めておいたタイプに変化させることが可能に。
前世代でも一定の採用があったが、今作では更に採用率が高まる可能性が高いか。
へんげんじざい
隠れ特性。第七世代まではこちらが主流。今作で弱体化したが、テラスタルを切らずにタイプを変更できるのは変わらない。
エースバーンマスカーニャと比較しても技範囲が広く、何になるかは初見ではまず見破れない。
テラスタルとの相性は今ひとつで、テラスタル中はタイプ変更の権利を残していても効果が発動しない。
タイプが変化してからテラスタルした場合、テラスタル直前になっていたタイプが元のタイプとして扱われる。
一致タイプ以外になってからテラスタルするとみず、あくの一致補正が消滅するので注意。
代わりに変化したタイプとテラスタイプが一致している場合、一致技の補正はしっかり2倍になってくれる。
一度引っ込めると、元のタイプは再びみず・あくに戻るという、少々複雑な仕様。
きずなへんげ
特殊特性。第九世代ではサトシゲッコウガへのフォルムチェンジとみずしゅりけんの強化が廃止され、敵を倒したときに一度だけ攻撃・特攻・素早さが1段階上がる効果に変更された。
ランク上昇後のステータスはサトシゲッコウガを上回る[1]が、交代すると元に戻ってしまい再発動もできないうえ、てんねん持ちの前では素早さ以外意味がない。
へんげんじざい」に比べ撃ち分け性能は劣り、「げきりゅう」同様一致技中心の構成を採ることになる。
なお設定ミスにより、きずなへんげ個体のみアクロバットを習得できなくなっていたが、碧の仮面で修正された。
入手方法については後述。

へんげんじざいの仕様 [編集]

  • 攻撃技・変化技を問わず技を選ぶと、その技が発動する直前に、自身がその技のタイプに一度だけ変化する。
    • 実質あらゆるタイプの技をタイプ一致(1.5倍)で撃てる。
  • みず×あく」状態で自身の一致技を使用した場合にも、その単タイプに変化する。(例)ハイドロポンプを選ぶとみず単に、あくのはどうを選ぶとあく単になる
  • 手持ちに引っ込めると元のタイプに戻り、へんげんじざいが再度発動するようになる。
    • これはテラスタル中も同様で、例えば格闘技使用→格闘テラスで格闘に一致補正を重ねられる状況で引っ込めると元のタイプがみず/あくに戻り、格闘一致補正が1.5倍になる。
  • タイプ固有の特徴を利用できる。(例)どくタイプなら毒・猛毒にならない。
    • ただし、状態異常の解除はできない。(例)麻痺した後ででんきタイプになっても麻痺は解除されない。
  • 一度だけだが耐性を変化させることが可能で、それを活かして相手の技を透かすことができる。(例)かげうちでとびひざげりを透かすなど
    • ただし、技を選んだ瞬間にタイプが変わるわけではないので、先制攻撃されると直前のタイプで技を受ける。
  • テラスタル中はへんげんじざいが発動しない。
+  へんげんじざいでなれる各タイプごとの特徴

きずなへんげの詳細 [編集]

SM特別体験版からSMに連れてきたゲッコウガのみが持つ特殊特性。SM特別体験版→USUM・ポケモンバンクの直接伝送は不可。
3DSのニンテンドーeショップがサービス終了したため、SMの特別体験版を新規に入手することはできない(再ダウンロードは可能)。
この特性を持つ個体はタマゴ未発見グループなので孵化による量産もできない。
個体値はACSがV、HBDが20で固定。初期状態で努力値がAとCに128、Sに252振られているので、努力値を下げるきのみは必須。


技考察 [編集]

特性「へんげんじざい」の場合、戦闘から出て初めに繰り出した技がタイプ一致となる。

特殊技タイプ威力命中効果解説
ハイドロカノン150(225)90行動不可タイプ一致技。ラス1や散り際に。
ハイドロポンプ110(165)80-タイプ一致技。高威力・命中不安。
なみのり90(135)100-タイプ一致技。中威力・命中安定。
みずしゅりけん15(22)*2~5100優先度+1タイプ一致技。先制技かつ連続技。威力期待値は3発の47.5(71.25)。
いかさまダイスで最低4回当たる。
みずのちかい80(120)100-ダブル向け。速いので虹・湿原の発動を狙いやすい。
よびみずで引き寄せられない(無効化はされる)。
あくのはどう80(120)100怯み20%タイプ一致技。怯みも狙える。
れいとうビーム90100凍り10%対草・ドラゴン・飛行。水技との相性補完に優れ、役割対象を考えるとほぼ必須技。
へんげんじざいのおかげで下降補正無振りでも役割破壊には十分な威力が出る。
物理型においてもれいとうパンチよりもこちらが推奨される。
ヘドロウェーブ95100毒10%対草・妖。特殊の場合はこちら。
くさむすび20~120100-対水。威力不安定。
じんつうりき80100怯み10%対毒・格闘。怯みも狙える。
テラバースト-80100-攻撃が特攻を上回るときは物理技として撃てる。
物理技タイプ威力命中効果解説
アクアブレイク85(127)100防御↓20%タイプ一致技。新規習得。アクアカッターやウェーブタックルは覚えない。
たきのぼり80(120)100怯み20%タイプ一致技。素早いので怯みも狙える。
つじぎり70(105)100急所ランク+1タイプ一致技。急所に当たりやすい。
ダストシュート12080毒30%対フェアリー・草。へんげんじざいなら耐性が一変。単純に物理最高打点としても。
けたぐり20~120100-対悪、無。威力不安定。
とんぼがえり70100自分交代攻撃しつつ撤退。
いわなだれ7590怯み30%対虫、炎・飛。怯みも狙える。主にダブル向け。
がんせきふうじ6095素早↓100%対虫、炎・飛。追加効果が優秀。対リザードンでは抜群を与えつつ積み展開を阻止できる。
あなをほる80100-対電。パワフルハーブと合わせて。
アクロバット55/110100-対草・格闘・虫。消費アイテムとあわせて。
かげうち40100優先度+1悪技と範囲が被る。へんげんじざいでのタイプ変更に。
はやてがえし65100優先度+3
怯み100%
先制攻撃技を使う相手にのみ成功。主に鈍足アタッカーの先制技を読んで使う。
優先度が高くても攻撃技以外が選ばれると失敗する。
怯み効果もせいしんりょく、おんみつマントなどで無効化されるので注意。
この技自体が先制技のため、先制技無効特性の前には無力。
変化技タイプ命中解説
ちょうはつ100変化技対策。素早いので使いやすい。
みがわり-補助技対策や、げきりゅうの発動に。
どくびし-後続サポートに。
まきびし-後続サポートや、へんげんじざいでのタイプ変更に。
れいとうパンチについて
れいとうパンチは威力が低いのでへんげんじざいようきA252れいとうパンチと下降補正無振りれいとうビームの確定数はほぼ同じ(双方D4ガブリアス確1、無振りカイリューマルチスケイル込確2)。
接触ダメージやいかくも考えると物理型でも搭載する利点はない。
メジャーなチョッキ&氷弱点持ちはいかく持ちのランドロスなので、そもそもどっちでも無理。
結論として、今の環境ではれいとうパンチは不要。
↑鉢巻型で役に立つ。特に技範囲が広く実質タイプ一致蜻蛉で変幻のリセットができるこいつは鉢巻との相性が非常に良い。

技範囲考察 [編集]

攻\防
×
×
×

並びはテラバーストを除いた採用率順。テラバーストは炎が有用なためそれも記述。
全ての技が一致技となり意識しなくてもほとんどの相手に一致等倍は可能なため、基本的には等倍範囲ではなく抜群範囲や耐性を基準に採用する。
(ただし毒複合などは物理型では止められやすい。)
抜群範囲に優れる氷と補完に優れ良耐性の水が基軸。水は無効タイプが無く威力の高い先制技としてみずしゅりけんに置き換わっている事が多い。
悪は等倍範囲の広さに加え弱点を突きにくい超・霊の弱点。
草は氷と水が両半減される対水を意識したもの。水と範囲が被り気味。特殊のみ。水/悪の弱点のうち草・電気を半減。
毒は氷と範囲が被っており、ほぼフェアリーピンポイント。物理のみ。水/悪の弱点のうち草・虫・闘・妖を半減。
岩は氷・虫の弱点を突けるが、物理のみなため起用しにくい。怯みやSダウンなどの追加効果を求めての起用が主。
虫はとんぼがえりのみであり、範囲を求めてというよりは脱出用。一応悪(と超)の弱点を突ける。
闘は無・氷・悪・鋼と広範囲の弱点を突けるが、やはり物理のみ。
超は闘・毒の弱点。特殊のみ。
炎は特殊型で突きにくい氷・虫・鋼の弱点を突ける。アーマーガアなどの格闘等倍以下の鋼に強いほか、ハッサムに4倍。水/悪の弱点のうち草・虫・妖を半減。


テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
テラバースト格闘が一貫する。
ウェザーボール(晴)
テラバースト
弱点軽減、対虫、草、氷。本来弱点の電気等倍。物理型だと火傷無効も嬉しい。
ハイドロポンプ
なみのり
みずしゅりけん
みずのちかい
アクアブレイク
たきのぼり
単純な威力強化&へんげんじざい戻し。
テラバースト麻痺無効。地面には水技で対抗できる。
くさむすび
テラバースト
粉技無効。虫が一貫する。
れいとうビーム
ふぶき
ウェザーボール(雪)
テラバースト
対飛行、草、ドラゴン。格闘が一貫する。
れいとうパンチは前述の理由によりおすすめしない。
けたぐり
テラバースト
フェアリーが一貫する。
ダストシュート
テラバースト
対草、フェアリー。電気以外の弱点が半減になる。
テラバースト草が一貫する。
つばめがえし
アクロバット
テラバースト
草・格闘・虫が半減になるが、電気が一貫する。
じんつうりき
テラバースト
対格闘。虫が一貫する。
とんぼがえり
テラバースト
解説
いわなだれ
ウェザーボール(砂嵐)
テラバースト
草と格闘が一貫する。
かげうち
テラバースト
対格闘。格闘が効かなくなるが、悪技と攻撃範囲が被る。
テラバーストフェアリーが一貫する。
あくのはどう
つじぎり
威力強化を含んだ耐性増やし。格闘対策アクロバットとの併用も良い。
テラバースト耐性は優秀だが、格闘が一貫する。
テラバースト対格闘。
ステラテラバースト解説

型考察 [編集]

特性:へんげんじざい [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

きあいのタスキ [編集]

特性:へんげんじざい
性格:おくびょう/むじゃき/せっかち
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:れいとうビームorこごえるかぜ
特殊技:みずしゅりけん/あくのはどう/くさむすび/ハイドロポンプorなみのり/じんつうりき/ヘドロウェーブ
物理技:ダストシュート/けたぐり/いわなだれorがんせきふうじ/とんぼがえり/かげうち/カウンター
変化技:ちょうはつ

全抜きに重きを置いたいのちのたまとは異なり、序盤の崩しに重きを置いた型。
先発に繰り出し多彩な技で敵の主軸を崩す。

また、初手で対面しやすいがんせきふうじを覚えたきあいのタスキ持ちのガブリアスとのタイマンを征することができるよう、
氷技にはこごえるかぜ、もしくはれいとうビーム+非接触先制攻撃技のみずしゅりけんを採用したい。
こごえるかぜでも無振りガブリアス確1という最低限の遂行火力を備えている。

いのちのたま [編集]

特性:へんげんじざい
性格:おくびょう/むじゃき/せっかち
努力値:CS252
持ち物:いのちのたま
確定技:れいとうビーム
特殊技:みずしゅりけん/あくのはどう/くさむすび/ハイドロポンプorなみのり/じんつうりき/ヘドロウェーブ
物理技:ダストシュート/けたぐり/いわなだれorがんせきふうじ/とんぼがえり/かげうち
変化技:みがわり/ちょうはつ

序盤の崩しに重きを置いたきあいのタスキとは異なり、全抜きに重きを置いた火力重視の型。
中盤から終盤にかけて繰り出し、高速広範囲を活かして一掃する。

縛れる範囲を広げるため、タスキ持ちの時とは異なり高威力技が優先される。
従ってこごえるかぜは採用されない。

+  耐久調整

こだわりスカーフ [編集]

特性:へんげんじざい
性格:むじゃき/せっかち/おくびょう
努力値:CS252をベースに調整
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:なみのりorハイドロポンプ/ダストシュートorヘドロウェーブ/れいとうビーム
特殊技:くさむすび/あくのはどう
物理技:けたぐり/いわなだれ/とんぼがえり
変化技:ちょうはつ/すりかえ
※こちらは特殊ベースの型です。物理ベースの型はノートを参照して下さい。

物理メイン型 [編集]

特性:へんげんじざい
性格:むじゃき/せっかち/ようき
努力値:ACSで調整
持ち物:いのちのたま/たつじんのおび/きあいのタスキ
物理技:けたぐりorかわらわり/ダストシュート/いわなだれorがんせきふうじ/とんぼがえり/あなをほる/かげうちorでんこうせっか/アクアブレイク/つじぎり
特殊技:れいとうビームorこごえるかぜ/みずしゅりけん/ハイドロポンプ/あくのはどう/くさむすび
変化技:みがわり/ちょうはつ/つるぎのまい

闘・毒・岩・虫の火力を重視するならこちら。
技枠全てを上記の技で固めた場合、
特殊型では突きにくい無・氷・虫・悪・鋼の弱点を突きやすくなるが、水・地・霊・竜に対して弱点を突けなくなる。
また種族値が少し劣り技威力も低めな傾向にある。

単純火力は低めなため物理型を起用するのはパーティ内で何かしらの役割対象をカバーするために起用するケースが多いため、実際は役割対象に合わせてカスタマイズ。
メジャータイプである悪・鋼・フェアリーを狙った毒や闘、脱出も兼ねた虫など。
中盤以降の掃除役に徹するなら確定数を落とし、一貫性や怯みで勝ち筋を残しやすいあくのはどうの威力確保のために特攻に振ることも充分に考えられる。
物理火力を落とす場合目安となる火力ラインはいのちのたまA140振り(たつじんのおびA212振り)。
HB振りニンフィアがダストシュートで確1となる。
広範囲を縛ることに重きが置かれる型のためきあいのタスキはあまり採用されない。

物理型ではあるものの、ガブリアスへの有効打となる特殊氷技は優先度が高い。
無振りガブリアスに対してはいのちのたま無振り(たつじんのおびC20振り)のこごえるかぜでも確1圏内となる。
こごえるかぜの利点はれいとうビームでは対面で勝てないタスキがんせきふうじガブリアスとの対面を征することができること、
れいとうビームの利点は氷2倍勢への威力となる。

特にAぶっぱC無振りでどちらにも性格補正がかかっていない場合、技威力の関係でれいとうパンチよりれいとうビームの方がごくわずかに火力が高くなる。
かげうち/でんこうせっかとみずしゅりけんも同様。悪技・水技もほとんど火力に変化がないため、いかく対策も兼ねて努力値振りや性格補正と相談。

ポリゴン2には無補正A振り@いのちのたまのけたぐりが3割強しか入らない。

性格考察
せっかち(H147 B78 D91)
 ● 物理先制攻撃技で縛られやすい

むじゃき(H147 B87 D81)
 ○ 物理先制攻撃技で縛られにくい
調整例
むじゃき 150-142-88-126-81-191@たつじんのおび
 A:H202B117ニンフィアをダストシュートで確1
 C:H183D105ガブリアスをこごえるかぜで確1
 S:最速
 余りHB

【ダブル】アタッカー兼サポート型 [編集]

特性:へんげんじざい
性格:おくびょう/ようき/むじゃき/せっかち
努力値:S252 H252orAC調整
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/こだわりスカーフ/オボンのみ/ラムのみ/たべのこし
特殊技:ハイドロポンプorなみのり/あくのはどう/れいとうビームorふぶき/くさむすび/じんつうりき/みずしゅりけん/テラバースト
物理技:ダストシュート/けたぐり/いわなだれ/とんぼがえり/かげうち/たきのぼり/つじぎり
変化技:まもる/みがわり/どくびし/まきびし/くろいきり

高いSからへんげんじざいによるタイプ一致火力で相手に圧力をかけつつ味方をサポートする型。どくびし、まきびしの設置役も可能。

だくりゅうを覚えないのが惜しいが、ダブルでは強力ないわなだれを使えるので、いっその事物理型もあり。とんぼがえりも有効に使える。

たたみがえしを失い、ゲッコウガを採用する意義が薄まったか。

特性:げきりゅう [編集]

タイプ一致技を攻撃技の軸にするとへんげんじざいの優先度が下がりげきりゅうの優先度が上がることに伴い採用が検討される。

きあいのタスキ型 [編集]

特性:げきりゅう
性格:おくびょう
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:みずしゅりけん/ハイドロポンプorなみのり
優先技:れいとうビーム
選択技:あくのはどう/くさむすび/ヘドロウェーブ/とんぼがえり/ちょうはつ/カウンター
テラスタイプ:みず

きあいのタスキで耐えてげきりゅうを発動させる。
相手の先制攻撃技圏内という散り際に放つみずしゅりけんの蓄積性能が高く、相手数値受けを一致技で崩せる芽がある。
範囲を広げる技を採用するならへんげんじざい優先のため、4枠目の技の候補は限られる。

特性:へんげんじざいorげきりゅう [編集]

どくびし撒き型 [編集]

特性:へんげんじざい/げきりゅう
性格:おくびょう
努力値:CSorHS252
持ち物:きあいのタスキ/ラムのみ/ゴツゴツメット
確定技:どくびし
優先技:ねっとう/ちょうはつ
選択技:あくのはどう/れいとうビームorこごえるかぜ/がんせきふうじ/みずしゅりけん/まきびし/カウンター

どくびし利用のギミックを含む構築に採用されるどくびし撒き役。
どくびしを撒くことそのものが役割であり普通のへんげんじざいアタッカー型とは一線を画するため分離。

確実にどくびしを撒くため基本はきあいのタスキ最速。
ラムのみはちょうはつと同時採用し相手の展開阻止に重点を置くもの、
ゴツゴツメットは対面する相手を後続の圏内に入れる削りに重きを置くものとして候補。タスキ以外の場合は耐久調整が必要。
どくどく無効の相手であっても火傷で構築のギミックにより嵌められる芽があるねっとうは、この型において最も優先度が高い攻撃技といえるため優先技。
相手の変化技を妨害するちょうはつも優先度が高い。
他には相手の素早さを下げるこごえるかぜやがんせきふうじも便利。
また、隙があればまきびしも撒ける。

特性はどちらも候補。へんげんじざいにすると対面する相手に毒を入れるどくどくが必中となり、水、悪技以外でも火力が上がる。
一方げきりゅうは、タスキで耐えた後のねっとうによる崩しやみずしゅりけんによる削りの性能が上がる。また、いたずらごころが常時無効。


対ゲッコウガ [編集]

注意すべき点
素早さで上回られている場合はほぼ全て不利対面といっても過言ではないだろう。
高火力で弱点を突かれるほか、こちらからの有効打を空かされることも。
型は両刀アタッカーやサポート、持ち物もいのちのたまやきあいのタスキ、こだわりスカーフと様々。
対策方法
へんげんじざいによるタイプ変化に惑わされないこと。素早さが重要。
でんじは、トリックルーム等で先制できる状況を作れば突破しやすい。
後攻の場合は、タイプ変化を見越して技を選ぶ読みスキルが必要となる。
相手のパーティ構成からも技構成はある程度推理可能。
積み技に乏しいため、弱点が少ない高耐久のポケモンで受けるのも安定。
電気や格闘、毒、ノーマル、悪、フェアリーには抜群となる技を持っていない事も多い。
ダブルでは範囲確保のため守る非搭載である事も多い。
+  対抗可能なポケモンの具体例

外部リンク [編集]


[1] サトシゲッコウガの種族値がA145/C153/S132、第九世代仕様のきずなへんげ発動後の実質的な種族値がA152/C164/S193