アーボック [編集]
No.024 タイプ:どく 通常特性:いかく(場に出た時か戦闘中この特性を得た時、場に出ている相手全員の攻撃を1段階下げる) だっぴ(ターン終了時に1/3の確率で状態異常を治す) 隠れ特性:きんちょうかん(相手は木の実を食べられなくなる) 体重 :65.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
高物理耐久毒 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アーボック | 60 | 95 | 69 | 65 | 79 | 80 | 448 | いかく/だっぴ/きんちょうかん | |
(113) | (492) | いかく無振り換算 | |||||||
(129) | (508) | いかく全振り換算 | |||||||
マタドガス | 65 | 90 | 120 | 85 | 70 | 60 | 490 | ふゆう |
初代出身の単どくタイプ。種族値は攻撃が気持ち高めで、特防と素早さが並な以外は低くぱっとしない。
いかくにより、実質的な防御は数値よりも高いがそれでも飛び抜けたものではない。
初代出身らしい豊富な技で、補助を中心とした立ち回りとなるだろう。
どくが呼びやすいじめんに対し、へびにらみで麻痺を叩き込めるのは同タイプでは他にハブネークのみで、こちらの方が素早さが高い。
第九世代でははたきおとす、どくびしを習得。どくびし構築の起点役を担当できるように。
壁を破壊できるサイコファング、ダブルでは相手全体攻撃で特攻を下げるバークアウトも採用圏内。
失った技で重要なものはかなしばり、まとわりつく辺りだが、全体としては悪い変更ではない。
藍の円盤の習得技ではワイドブレイカー、いたみわけ、じごくづき辺りが候補になるか。
どくでは他にハリーセン系列のみのいかくも考えると、ダブル向けの性能と言えよう。
が、やはり種族値の低さが何をさせるにも足を引っ張る。
毒技も状態異常技も通らないキョジオーンやサーフゴー、テラスタルで毒や麻痺を無効化してくる相手には苦戦を強いられる。
本人のテラスタルはサブウェポンこそ豊富ながら、数値もあってエースには向かず、基本的には他のポケモンに温存すべき。
特性考察 [編集]
- いかく
- 物理アタッカー全般に刺さる。素の物理耐久の低さを補い、行動回数を稼げる。
ダブルでは更に有効な一方、第八世代以降、無効化される特性が大幅に増加している。
過去世代と同じくトレースにも注意が必要。
- だっぴ
- ターン終了時に1/3の確率で状態異常が治る。
種族値が低い分、変化技で状態異常にされる危険も小さめ。毒状態については元々無効。
たくわえる・とぐろをまくを積んだ後、ねむるでHPをリセットする耐久型で候補になる程度だろう。
- きんちょうかん
- 隠れ特性。きのみを使用できなくなる。ラムのみ等に状態異常を回復されずに変化技を撒ける。
ただし本人が場にいる間しか効果が無く、アーボックがいなくなった瞬間に使用条件を満たしている場合は即座に食べられてしまう。
起点作成後に退くと意味が無くなるので、採用するならダブルのサポーターとして使う場合に。
その場合もダブルではいかくが更に効果的なため、優先度は低い。
ちなみに素早さを問わず最初にアナウンスが出るので、相手もきんちょうかんで無ければ素早さの判定は不可能。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ダストシュート | 毒 | 120(180) | 80 | 毒30% | タイプ一致技。高威力・命中不安。 | |
どくづき | 毒 | 80(120) | 100 | 毒30% | タイプ一致技。中威力・命中安定。 | |
じしん | 地 | 100 | 100 | - | 対毒・岩・鋼。一致技との相性補完に優れる。 へびにらみが通らない電気にも有効。 | |
はたきおとす | 悪 | 65/97 | 100 | 道具排除 | 追加効果が優秀。呼ぶサーフゴーに通る。 | |
かみくだく | 悪 | 80 | 100 | 防御↓20% | 対ゴースト。2倍では等倍ダストシュート以下。 | |
タネばくだん | 草 | 80 | 100 | - | 対岩・地面。2倍では等倍ダストシュート以下。 | |
いわなだれ | 岩 | 75 | 90 | 怯み30% | リザードンやウルガモスに。へびにらみとあわせれば怯みを狙える。 | |
がんせきふうじ | 岩 | 60 | 95 | 素早↓100% | 追加効果が優秀。サポート用。 | |
ほのおのキバ | 炎 | 65 | 95 | 火傷10% 怯み10% | 草/鋼や虫/鋼、鋼/飛行に。 | |
こおりのキバ | 氷 | 65 | 95 | 凍り10% 怯み10% | ボーマンダやガブリアス、ランドロスに。 | |
かみなりのキバ | 電 | 65 | 95 | 麻痺10% 怯み10% | 水/飛行に。 | |
ドラゴンテール | 竜 | 60 | 90 | 優先度-6 相手交代 | 積み技対策や、へびにらみ・どくびしなどとあわせて。 | |
ふいうち | 悪 | 70 | 100 | 優先度+1 | 読みが要るが高威力の先制技。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
へびにらみ | 無 | 100 | サポート用。命中安定で地面にも通るでんじはの上位互換。 | |||
どくびし | 毒 | - | サポートに。特性いかく持ちでは他にハリーセンのみ。 いかくの流し性能と好相性で、鋼や毒にはへびにらみやじしんが通る。 | |||
すりかえ | 悪 | 100 | スカーフとあわせて。 | |||
みがわり | 無 | - | 補助技対策や、交代読みで。 | |||
たくわえる | 無 | - | 防御・特防を補強。他の積み技と異なり、三回までしか積めない。 | |||
とぐろをまく | 毒 | - | 攻撃・防御・命中率補強。ダストシュートとあわせて。 | |||
ねむる | 超 | - | 状態異常も含め全回復。だっぴやカゴのみとあわせて。 |
テラスタル考察 [編集]
型考察 [編集]
とぐろをまく型 [編集]
特性:いかく
性格:いじっぱり
努力値:H252 A252
持ち物:たつじんのおび/くろいヘドロ/回復きのみ
確定技:とぐろをまく/ダストシュート
優先技:ほのおのキバ/じしん/ふいうち
選択攻撃技:タネばくだん/いわなだれ/はたきおとす
選択補助技:へびにらみ/まもる/ねむる
とぐろをまくでダストシュートを安定して扱える。
現状では、このコンボを扱えるポケモンで最も総合耐久力が高い。
いかくと合わせて物理アタッカーを起点にできる。
サブウェポンで悩む場合は、対はがねタイプとなるほのおのキバや、エスパーやゴーストが繰り出された際のふいうちを推奨したい。
へびにらみやねむるがあるとターンを稼げるが、技範囲が狭まるので悩ましい。
汎用アタッカー型 [編集]
特性:いかく
性格:ようき/いじっぱり
努力値:A252 H252orS調整 残りH
持ち物:こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/きあいのタスキ
確定技:ダストシュートorどくづき
優先技:じしん
攻撃技:ふいうち/いわなだれorがんせきふうじ/ほのおのキバ/こおりのキバ/サイコファング
補助技:へびにらみ/すりかえ
一致毒技をはじめ、補完に優れるじしん、4倍狙いの岩技や3色キバなどレパートリーは豊富。
いかくでBを、ふいうちやへびにらみでSを補えるため、多くの相手と撃ち合える。
S操作手段としてくさわけも習得。
起点作り型 [編集]
特性:いかく
性格:いじっぱり/わんぱく/しんちょう
努力値:HBD調整 残りAS
持ち物:くろいヘドロ/オボンのみ/混乱実/シュカのみ/ふうせん/きあいのタスキ/こだわりスカーフ/こうこうのしっぼ
確定技:へびにらみ
攻撃技:ダストシュートorどくづき/ふいうち/がんせきふうじorいわなだれ/はたきおとす/じしん/ドラゴンテール/どろぼう/タネばくだん
変化技:とぐろをまく/いえき/くろいきり/すりかえ/どくびし
いかくやへびにらみで後続の起点を作るサポート型。特にダブルでは殆どがこの型で使われている。
シュカのみやふうせんがあれば地面との対面に強くなり、ガブリアスや霊獣ランドロスも大幅に弱体化させられる。
物理防御は中々に高く、B特化+いかくならA特化霊獣ランドロスの地震も確定二発。
とは言え倒せる訳ではないので、耐えた後何をするかは明確にしておきたい。
型サンプル |
相性考察 [編集]
特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。
対アーボック [編集]
- 注意すべき点
- 豊富な技範囲と変化技のレパートリー。
いかくにより物理耐久が高いため、不一致じしん程度では落とせず、逆にアーボック自身や後続の起点にされるおそれがある。
代名詞のへびにらみがあるため、安易にじめんタイプで受け出しするとあとの展開に響くことも。
とぐろをまくからのダストシュートはかなり高威力。
技範囲がとても広いため、4倍弱点持ちは注意。
- 対策方法
- 合計種族値は低く、とぐろをまくを積む前の火力は低い。
いかくやへびにらみありきの戦い方のため、タイプ相性や特性などでこれらの対策ができればOK。逆に起点にできることも。
また、特殊型のポケモンや鈍足ポケモンなどであれば妨害を受けづらい。
具体的には、対面ならまけんきドドゲザン、後出しならキョジオーンやサーフゴーあたりが戦いやすい。
上からサイコキネシス等の高威力の特殊技で一気に落とすのも良い。
へびにらみ読みのでんきテラスタル発動なども有効。