ゼクロム - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ゼクロム [編集]

No.644 タイプ:ドラゴン/でんき
特性:テラボルテージ(特性に関係なく相手に技を出せる)
体重:345kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
電/ドラゴンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性備考
ゼクロム10015012012010090680テラボルテージ中速両刀アタッカー
積み技あり
かたやぶり持ち
ミライドン10085100135115135680ハドロンエンジン高速特殊アタッカー
エレキフィールド展開
禁止級ステロ
ほえる要員
HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性備考
ゼクロム10015012012010090680テラボルテージ両刀、まひ無効
かたやぶり持ち
グラードン1001501401009090670ひでりひでりによって水技等倍、炎技1.5倍
高い物理耐久
ディアルガ(通常)10012012015010090680プレッシャー/テレパシー両刀、豊富な高火力のサブウェポン
耐性多数
アルセウス120120120120120120720マルチタイプ初見での型判別は不可能な汎用性
高い耐久力

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)こおり/じめん/ドラゴン/フェアリー
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/くさ/ひこう/はがね
いまひとつ(1/4)でんき
こうかなし---

第五世代出身の禁止伝説で、レシラムの対となるでんきドラゴン複合のポケモン。
攻守両面に優れた希少かつ優秀な複合タイプであり、素早さこそ中速だが伝説ポケモンらしい高水準な物理型のステータスを持つ。
150という圧倒的な攻撃力に優秀な専用技とテラボルテージによる特性無効化が合わさり、並のポケモンでは一撃耐えることすらままならない。

過去世代では他の伝説系に弱点を突かれやすい点や、使い勝手のよい物理技が少なかった点から、何かと不遇な扱いを受けていたが、
世代を追うごとに技範囲も改善され、りゅうのまいやスケイルショットでネックだった素早さを補強できるようになり、突破力が大幅に上がった。
麻痺で止まらない積みエースであるのも魅力で、微妙な技範囲をお膳立てさえできれば全抜きも夢ではない。

禁止伝説戦想定では特に一致技の通りが良く、持ち前の突破力を発揮しやすい。
最速+りゅうのまいで禁止伝説最メジャーのザシアンも抜くことができ、レジエレキには上こそ取られるが電気技を4分の1に抑えられる。
何より使用率の高いサンダーのメイン技を全て半減できるためりゅうのまい、みがわりを展開しやすいのが最大の特徴。
B特化ルギアすら、りゅうのまい後のらいげきはテラスタルを切らなければ耐えられないため、一度舞われると止めるのは困難。
一方で積んでいない状況では多くのポケモンに上を取られるうえ、弱点もメジャーなので数値ほどの耐久力は実感しづらい。
タイプ相性で有利な相手にもスカーフによる奇襲や、補助技による搦め手で縛り関係が逆転することが多いため、いかに安全に積む状況を作るかが重要。
禁止伝説での技の通りは良いがドリュウズなど、一般ポケモンとしてはメジャーな相手で止まりやすいことも懸念事項。
また、メタモンは相性最悪でコピーされると逆に全抜きを許すことになるため、警戒を怠らないようにしたい。

第九世代で忘れた技にははがねのつばさが該当。
一方でほえるやステルスロック、かわらわりなどを習得。ドラゴンテールや、BWでの配布限定だったくろいきりも再習得。
耐性を変えられ、テラバーストで技範囲を広げられるテラスタルとの相性はよい。

特にステルスロックはレシラムキュレムが覚えなかったため、起点作りとして期待できる。
これまでステロ要員にはグラードンディアルガが代表的だったが、こちらにもまひ無効、テラボルテージマジックミラー貫通など評価できる点が多い。



特性考察 [編集]

テラボルテージ
かたやぶりと同様の効果で、相手の特性を無視して技を繰り出せる。
電気技をひらいしんちくでんに無効化されないほか、がんじょうを貫通できるなど便利な特性。
特にミミッキュに対して有効なのは大きな強みと言える。
相手の攻撃もじゃれつく程度なら耐え、ばけのかわの上からクロスサンダーで高乱数1発で倒せる。素早さでは負けているので、相手するならこだわりスカーフが最安定。

例外的に第七世代の禁止伝説ポケモンの特性はかたやぶりおよび類似特性の影響を受けないという特徴があり、テラボルテージでも無効化できない。
特にルナアーラはムーンフォースを習得するため相手にしない方が無難。
テラパゴステラスシェルはちゃんと貫通できる。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
らいげき130(195)85麻痺20%専用技。高火力だがやや命中に難あり。特殊型でも採用候補。
クロスサンダー100(150)100クロスフレイム
の直後に使うと
威力2倍
準専用技。威力はサンダーダイブと同じながら命中安定。らいげきとの選択。
げきりん120(180)100行動固定
攻撃後混乱
一致技。対ドラゴンで威力を発揮。相手にフェアリーがいると使いづらい。
スケイルショット25(37)*2~5100-一致技。殴りつつすばやさを上昇させられタスキ対策にもなるが不安定。
ドラゴンクロー80(120)100-一致技。リスクは低いが威力も低い。
ワイドブレイカー60(90)100攻撃↓100%負担を与えながら相手2体の攻撃を下げられる。
ドラゴンテール60(90)90優先度-6
強制交代
攻め手を欠くときに。麻痺撒きにも。フェアリーに無効。
ダブルウイング40902回攻撃対草。鉢巻を持たせる場合に。
補正あり252振り+珠で無振りマーシャドーを確定。
かわらわり75100壁破壊対氷鋼岩。追加効果が優秀。
きあいパンチ1500100優先度-3
被弾時失敗
同上。使いどころを選ぶが交代先などに刺さる。みがわりやでんじはとあわせて。
ストーンエッジ10080急所率+1氷の弱点を突けるものの、地面・鋼には通らず、炎には一致技で十分。
拘りアイテム持ち等の理由でフルアタしたい時に選択肢に入る程度。
がんせきふうじ6095素早さ↓100%同上。後続にも生きる攻撃兼サポート技。
ちなみにいわなだれは覚えない。
かみくだく80100防御↓20%ルナアーラ月食ネクロズマフーパ(戒め)ピンポイント。
特殊技タイプ威力命中効果解説
りゅうせいぐん130(195)90特攻↓↓一致技。特攻がある程度高く物理技もあるため撃ちやすい。両刀型にも。
かみなり110(165)70麻痺30%一致技。雨天ではらいげきより安定性が高く麻痺率も優れる。
ボルトチェンジ70(105)100攻撃後
に交代
一致技。特性でちくでんなどにも効く。物理型でも候補。
きあいだま12070特防↓10%対鋼。ディアルガや草/鋼に。バンギラスには物理格闘技の方が刺さる。
だいちのちから90100特防↓10%対鋼。ソルガレオヒードランに。じしんは覚えない。
ラスターカノン80100特防↓10%Aキュウコンピンポイント。
シャドーボール80100特防↓20%ルナアーラ月食ネクロズマフーパ(戒め)ピンポイント。
ウェザーボール50/100100-雨パに組み込んだり、雨パメタとして採用するなら候補。晴・雨で威力150。
テラバースト80<120>100-テラスタル時テラスタイプに変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
りゅうのまい-AS↑ 抜き性能を上げる強力な積み技。
じゅうでん-特防の上昇と、1ターンだけでんき技の威力が上がる。
リフレクター-後続へのサポートに。
ひかりのかべ-後続へのサポートに。
ステルスロック-ほえると共に今作で習得。
ほえる-ステルスロックと併せて。
でんじは90中途半端な素早さの助けになる。
おいかぜ-後続へのサポートにも、自身の積み技としても有用。
くろいきり-相手の積みを崩す。ただし味方の積みも消える。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
らいげき
クロスサンダー
ボルトチェンジ
一致技強化。らいげきが凄まじい火力に。
麻痺無効を維持できるので、りゅうのまいも活かしやすい。
ドラゴン側の弱点をなくせるが、ドラゴン特有の耐性は失ってしまう。
げきりん
ドラゴンクロー
スケイルショット
りゅうせいぐん
一致技強化。対鋼以外の役割関係を維持したまま火力を底上げするなら。
呼ぶ地面や物理受けに対して強化されたりゅうせいぐんで崩しに行ける。
テラバースト解説
テラバースト火傷無効。対ザシアンなど。
テラバースト解説
テラバースト水草電気耐性はそのままに地面耐性を付ける。但し炎や飛行は抜群になるので役割放棄に注意。
グラードンランドロスに対しては切るタイミングが重要。
テラバーストテラバースト採用なら4倍狙いで。弱点の一貫は無いが、耐性はほぼ皆無。
ボディプレス
きあいだま
かわらわり
解説
テラバースト解説
だいちのちから
テラバースト
解説
ダブルウイング解説
しねんのずつき解説
テラバースト解説
ストーンエッジ
がんせきふうじ
テラバースト
解説
シャドークロー解説
かみくだく解説
テラバースト苦手なフェアリーやドラゴン、氷相手に切り返せるように。但し地面はテラス前後で一貫。
テラバースト禁伝ドラゴン同士の打ち合いに有効。弱点の一貫も無し。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:テラボルテージ
性格:いじっぱりorようき
努力値:AS252
持ち物:こだわりスカーフ/こだわりハチマキ/いのちのたま/ラムのみ/じゅうでんち/いかさまダイス
確定技:らいげきorクロスサンダー(両立可)/スケイルショットorげきりんorドラゴンクロー(両立可)
選択攻撃技:ダブルウィング/ボディプレスorかわらわり/ボルトチェンジ/ストーンエッジ/かみくだく/テラバースト(草・鋼など)
選択補助技:りゅうのまい/でんじは

基本の物理アタッカー型。一致技には申し分無いが、サブウェポンに相性補完が無いのが懸念点。

らいげきを撃っているだけでも案外何とかなる。
りゅうのまい、スケイルショットの登場によりスカーフを持たせなくても素早さの補強ができるようになった。
ゴツゴツメットのような対接触技対策にクロスサンダーも有効。
命中が安定していてなおかつ技が少ないため、らいげきとクロスサンダーの両立もあり。

電気受けとして採用する場合はじゅうでんちも悪くない。カイオーガ等でサンダーレジエレキを誘って発動させる。

両刀アタッカー型 [編集]

特性:テラボルテージ
性格:さみしがりorやんちゃorせっかちorゆうかんorむじゃきorひかえめorおくびょうorれいせい
努力値:ACS調整
持ち物:ラムのみ/ハバンのみ/いのちのたま
確定技:らいげきorクロスサンダー/りゅうせいぐんorげきりんorドラゴンクローorスケイルショット
選択物理技:ボディプレスorかわらわり/ダブルウイング/ストーンエッジ/かみくだく
選択特殊技:ボルトチェンジ/きあいだま/だいちのちから/テラバースト(草・鋼など)
選択補助技:でんじは

行動固定&ダブルバトルでは対象不定というデメリットを持つげきりんに代わり、りゅうせいぐんを採用し柔軟性を高めた型。

ちなみにおくびょう・ひかえめ無振りらいげきでもH252B4カイオーガが約81%の高乱数、44振りで確定1発。
威力の関係から物理技がらいげき1つに限られてしまうが、それと引き換えに耐久を維持できるため一考の余地はある。

ステロ撒き型 [編集]

特性:テラボルテージ
性格:わんぱく/しんちょう/いじっぱり
努力値:H252 BD調整 残りAS
持ち物:オボンのみ/半減実/ふうせん/レッドカード
確定技:ステルスロック/ドラゴンテールorほえる
選択攻撃技:らいげきorクロスサンダー/りゅうせいぐんorげきりん/ボルトチェンジ
選択補助技:でんじは

第九世代よりステルスロックなどを習得した事で作成。
ディアルガと違って耐性は少ないが、相手の特性に邪魔されずにステルスロックやでんじはを撒ける。
役割が終わったり、苦手な相手に出くわしたらボルトチェンジで撤退。

無補正H252B12振りでガブリアスのげきりんを確定耐え。
補正有H252B140振りでA特化グラードンのだんがいのつるぎを確定耐え。
補正有H252B164振りでようきA252振りかつ、A一段階上昇ザシアンのじゃれつくも確定耐え。

起点作成が目的なので、行動拘束と混乱のデメリットがあるげきりんは慎重に採用したい。


対ゼクロム [編集]

注意すべき点
珍しい電気物理で無反動高火力のらいげき、クロスサンダーが強力。
等倍なら大抵の相手を一撃で貫き、特性で無効化しようとしてもテラボルテージにより許さない。げきりんの火力も中々。
高い物理耐久、独特の耐性を持ちりゅうのまいを積みやすい。
一貫性を作られた状況だと一気に壊滅まで追い込まれる。
対策方法
根本的には中速のドラゴン、電気タイプ。起点にさせないことが重要。
上からザシアンコライドンパオジアンで包囲して選出段階から縛るのも手。
ミライドンも素早さで上回るがエレキフィールドを逆利用されないよう注意。
また技構成上電気+ドラゴン+飛行技であることが多く、鋼・地面複合にはほぼ有効打を持たない。
グラードンランドロス等の物理耐久の高い地面タイプも有効。
また、8割近くがりゅうのまいを積むエースなので、素早さ1段階上昇ゼクロムに先手を取れるスカーフ持ちのポケモン等で上から叩くのも有効。
積みエースであることが多いのでメタモンで逆利用してやるのも手。
グラードン
電気無効、高物理耐久。一致地面技。
対面でりゅうのまいを積ませない。
いざとなればほえるもある。
霊獣ランドロス
いかく+一致地面技。素早さもちょうど1抜いている。いかく+がんせきふうじでりゅうのまいも妨害できる。
テツノワダチドリュウズ
電・龍半減。飛行等倍。ほぼ有効打を持たない。テラバーストにだけは注意。
テツノワダチならミライドン対策も兼ねられる。
ディンルー
圧倒的物理耐久を持つ地面タイプ。ふきとばしでりゅうのまいに対処。

外部リンク [編集]