ウソッキー - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ウソッキー [編集]

No.0185 タイプ:いわ
通常特性:がんじょう(一撃必殺技を受けない・HP満タン時に攻撃技でひんしになるダメージを受けても必ずHPが1残る)
     いしあたま(攻撃技の反動ダメージを受けない)
隠れ特性:びびり(ゴースト・虫・悪タイプの技を受けるか、相手の特性いかくを受けると素早さが1段階上がる)
体重  :38.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
がんじょう単岩HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ウソッキー70100115306530410がんじょう/いしあたま/びびり
キョジオーン100100130459035500きよめのしお/がんじょう/クリアボディ
一致岩+高威力草HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ウソッキー70100115306530410がんじょう/いしあたま/びびり
オーガポン(礎)80120846096110550がんじょう
154584めん補正A252振り換算

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/くさ/かくとう/じめん/はがね
いまひとつ(1/2)ノーマル/ほのお/どく/ひこう
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第二世代出身の単いわタイプのポケモン。
合計種族値は410と低いが、特攻・素早さが30と極端に低いので、鈍足物理型としてある程度は動ける。
技も高火力・広範囲のものが揃っており、独特の範囲となかなかの攻撃性能を発揮できる。
さらに、がんじょうと先制技のふいうちで高いタイマン性能を持ち、鈍足多弱点という欠点も気になりづらい。
いしあたまならタイプ一致もろはのずつきや、いわタイプとしては珍しいくさ技のウッドハンマーを反動なしで連発できる。

その一方で物理いわの宿命として一致技の命中に難がある。単タイプのため、もう一方の一致技を主力にすることでカバーすることもできない。
また強力ながんじょうは個性であるもろはのずつきやウッドハンマーと相性が悪く、
いしあたまでは鈍足多弱点と上手く付き合う必要が出てくるというジレンマも抱えている。

第九世代ではまきびし、ドレインパンチを新規習得。前者をがんじょうと両立できるのは他にフォレトスのみ。
一方でBDSPで再習得していただいばくはつ、剣盾で代用可能だったじばくを同時に失ったことで、確実な自主退場手段は消滅している。
他に獲得・失った技に重要なものは無く、基本的には一応の起点作成も可能なアタッカーとしての立ち位置は変化無し。

ウソッキーと同じくいしあたま+一致もろはのずつきの使い手だったガチゴラスは今作不在だが、新たな使い手としてHウインディが登場。
最大火力は再び他のポケモンに譲ることとなった。

新顔のキョジオーンは専用技・専用特性を持ち、どちらも有用な上に種族値上は上位互換のライバル。
ふいうちで差別化自体は容易、あちらはきよめのしおの採用が大半ながら、選択肢が存在する以上がんじょうだと差を感じやすいか。
また碧の仮面から登場したオーガポン(礎)もウソッキーと同様がんじょういわくさの技範囲を持つ。
高めの素早さやツタこんぼうの安定した命中などあちらにしかない強みも多いが、こちらはテラスタイプと持ち物が自由である点を差別化に活かしたい。

ちなみに、今作ではお香の廃止に伴い、孵化では必ずウソハチが産まれるようになった。



特性考察 [編集]

がんじょう
低い特殊耐久をきあいのタスキ無しで補える。一撃必殺が効かないのも大きい。安定性は一番。
反動技との相性が悪く、火力が不足しがち。行動保障と持ち物の自由度を活かしてカバーしたい。
かたやぶりには貫通される。大半が元々ウソッキーで相手どるのが難しいので、基本は退くべき。
いしあたま
もろはのずつきとウッドハンマーを無反動で使える。
不一致ウッドハンマーを習得できるのは他にネッコアラミミッキュのみ。
連発できればがんじょう型以上の火力が出せるが、鈍足のためサポートは必須。
びびり
隠れ特性。発動条件が限られる上、素がかなりの鈍足であるため恩恵も感じにくい。
いかくを受けたときにも発動するが、攻撃低下自体は防げない。
素早さを上げたいのならがんじょうを活かしてロックカットを積む方が確実。
ウソッキーの能力と噛み合わず、他2つの特性が無難に優秀。
トレース対策にもいしあたまでいいため候補外。
一応、ダブルでは味方からのぶんまわすやふくろだたき、ミサイルばりで能動発動可能。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
もろはのずつき150(225)80反動1/2いしあたま型のメインウェポン。がんじょうとは相性が悪い。
ストーンエッジ100(150)80急所ランク+1命中はやや不安だが高威力なメインウェポン。
いわなだれ75(112)90怯み30%威力は低いが命中を重視するなら。ダブルは相手全体が範囲。
ロックブラスト25(37)*2~590-タイプ一致技。威力不安定だが、タスキやみがわりに強い。期待値は3発。
がんせきふうじ60(90)95素早↓100%タイプ一致。後続サポートをするなら。稀に外す。
じしん100100-対鋼。安定したサブウェポン。
10まんばりき9595-同上。ダブルでの単体攻撃に。
じならし60100相手素早↓100%ダブル向け。岩石封じに比べ威力は劣り、無効タイプも存在するが命中率が100。
アームハンマー10090素早さ↓対鋼。バンギラスにも。元々遅いので素早さダウンは気にならない。
けたぐり20~120100-威力不安定。100kg以上で威力100、200kg以上でアームハンマーを超える120となる。
きあいパンチ150100優先度-3決まれば高威力。相手にふいうちとの選択を迫る。DLCで再習得。
ボディプレス80100-命中安定。防御の高さを活かせる。てっぺきも覚える。
ドレインパンチ75100HP吸収1/2新規習得の吸収技。がんじょうや未使用の襷などと相性が良い。居座り向き。
かわらわり75100壁破壊壁構築を嫌うなら。タイプも威力もドレインパンチと同じ。
ウッドハンマー120100反動1/3対水地。がんじょうとの相性は悪いがいしあたまなら反動なしで使える。
れいとうパンチ75100凍り10%対地竜。4倍狙いでガブリアスランドロスに。
ほのおのパンチ75100火傷10%対草鋼。4倍狙いでハッサムフォレトスに。
かみなりパンチ75100凍り10%対水。ウーラオスギャラドスに。
なげつける-100-でかいきんのたまなどでほぼ一度きりだが威力130の悪技に。
でんきだまで地面も麻痺にできる。ダブルでは多彩な役割を持てる。
じたばた20~200-100がんじょうで耐えて大ダメージ。
からげんき70/140-100状態異常で威力倍増。おにび対策に。
がむしゃら-100HP依存削り技。がんじょうと相性が良い。
カウンター-100優先度-5がんじょうと合わせて格闘や地面タイプに反撃できる。霊に無効。
ふいうち70100優先度+1鈍足を補う先制技。どの型でもほぼ必須。
特殊技タイプ威力命中効果解説
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
変化技タイプ命中解説
ロックカット-タマゴ技。最速で積めば112族と同速になる。アームハンマーなどと相性が悪い。
のろい-タマゴ技。物理面を強化。素早さの低下は気にならない。
ただし素の弱点が多いため、居座りたいならテラスタル必須。
ゴーストタイプにテラスタルすると効果が変わるので注意。
ちょうはつ100耐久型への対策として。
みがわり-様子見に。ドレインパンチを覚えたのでがんじょうや襷とも両立しやすくなった。
ステルスロック-サイクルで負荷を与える設置技。
タスキつぶしのふいうちもあるので交代読み・起点作りに使いやすい。
まきびし-新規習得。設置技2。ふゆうや飛行に無効。ステルスロックが優先されるが重ね掛けしたいなら。
てだすけ-使用ターンの味方の攻撃技が1.5倍になる。優先度+5。タブル用。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
からげんき
のしかかり
すてみタックル
抜群が取れない。しかも霊無効以外に耐性を持たないためまず候補にはならない。
ほのおのパンチ弱点の草・鋼を半減できる。ただし、水・地が一貫してしまうので注意。ただ電・氷や草技は覚える。
鬼火無効なのはありがたい。
テラバースト対炎岩地。耐性そのものは優秀だが、草が一貫する。
かみなりパンチ対水。麻痺予防にも利用できる。
ウッドハンマー
くさわけ
水・草・地面を半減にし、闘・鋼も等倍になる。
いしあたまなら反動なしでウッドハンマーの威力を上げられる。
れいとうパンチ対草地。雪で物理耐久補強できるが闘・鋼が一貫してしまうのが難点。また、闘には有効打を持たない。
アームハンマー
けたぐり
ボディプレス
ドレインパンチ
かわらわり
ローキック
大きく耐性が変化。飛はともかく、超にはふいうち程度。妖に至っては有効打を持たない。
解説
じしん
じだんだ
じならし
地震の威力を上げられるが水・草弱点が一貫してしまう。雷・氷、炎技は覚える。
テラバースト地抜群→無効に。草・氷技で抜群を取れる。電・氷は地・一致岩技などで返り討ちに。
解説
対草悪。
もろはのずつき
ストーンエッジ
いわなだれ
がんせきふうじ
一致技の火力補強。
テラバースト闘が抜群→無効、無も今一つ→無効に。
鈍いが呪いになり、強力な流し&疑似退場技に変化する。
解説
イカサマ
ふいうち
対霊超。いたずらごころを無効化できるが格闘が一貫してしまう。
解説
対闘。

型考察 [編集]

がんじょう型 [編集]

特 性:がんじょう
性 格:ゆうかん/いじっぱり
努力値:AS252orHA252
持ち物:たつじんのおび/イバンのみ/せんせいのツメ/こだわりハチマキ/ラムのみ/オボンのみ/じゃくてんほけん/いかさまダイス
確定技:ストーンエッジorロックブラスト/ふいうち
攻撃技:じしん/アームハンマー/ウッドハンマー/れいとうパンチ/じたばた/ほのおのパンチ/カウンター/ドレインパンチ/がむしゃら
変化技:ステルスロック/みがわり/ちょうはつ/まきびし
    
がんじょうの行動保証を盾に、優秀な攻撃範囲と先制技のふいうちを活かしてタイマンを制する型。

コンセプト上、一致岩技とふいうちは確定であるため、それらとの補完に優れたじしんや格闘技、れいとうパンチが有用。
ステルスロックを持たせた起点作りとの併用型も考えられるので、パーティに合わせてサブウェポンを検討したい。

じたばたはがんじょう・ふいうちと相性がよく、等倍範囲が広いので特殊相手や岩半減の格闘タイプにも高威力の反撃を狙いやすい。
ただし、格闘にはマッハパンチ、バレットパンチとの撃ち合いになることも多く、確実に落とせるわけではない。

持ち物にじゃくてんほけんを追加。
岩の弱点はメジャーなタイプが多く発動の機会は大きい。
鈍足ゆえ発動した場合そのターンにすぐ効果を発揮できる。

いしあたま型 [編集]

特性 :いしあたま
性格 :ゆうかん/いじっぱり
努力値:HA252 or AS252
持ち物:きあいのタスキ/たつじんのおび/いのちのたま/せんせいのツメ/こだわりハチマキ/とつげきチョッキ/ふうせん/イトケのみ
確定技:もろはのずつき/ウッドハンマー
選択技:ふいうち/アームハンマー/じしん/れいとうパンチ/ほのおのパンチ/みがわり

もろはのずつきとウッドハンマーの反動を気にせず戦える型。
がんじょうと相性の悪いいのちのたまも使い易い。
ただ、運用難易度はがんじょう型より高め。

すばやさを落としてトリパで使用するのも手。砂嵐で特殊耐久を向上させるとなおよい。

ウッドハンマーを使いたい相手は水や地面が大半だが、先に落とされることの方が多いのが泣き所。
AS252の場合きあいのタスキ、イトケのみ、ふうせんなどで耐えor避けられるようにすると安定しやすい。

サンプル Type-AS
性格 :いじっぱり
努力値:AS252 B6
持ち物:きあいのタスキ
技構成:もろはのずつき/ウッドハンマー/ふいうち/カウンター
素早さに全振りすることで素早さは82となり、60族の4振りよりも1速くなる。他にカバルドンも抜ける。
耐久に振っていないのできあいのタスキを持たせ、格闘や鋼にはタスキカウンターを放つ。かたやぶり対策にもなる。
サンプル Type-HA
性格 :いじっぱり
努力値:HA252 B6
テラス:草
持ち物:たつじんのおび
技構成:もろはのずつき/ウッドハンマー/ふいうち/アームハンマー
素早さが低すぎる為アームハンマーの素早さ低下を気にせず使用できる。ただし命中率が90%なのでこの枠はじしんやほのおのパンチ、れいとうパンチなどとの選択枠。
ふいうちによる先制技といしあたまでの反動無効、デメリット無視のアームハンマーを使い分ける。かたやぶり対策にもなる。
トリックルームパーティで使用する場合は性格を素早さに下降補正のかかるゆうかんに変更する。

ロックカット型 [編集]

特 性:がんじょう/いしあたま
性 格:ようき
努力値:AS252
持ち物:たつじんのおび/じゃくてんほけん/いかさまダイス/きあいのタスキ/チイラのみ/ラムのみ
確定技:ロックカット/ストーンエッジorいわなだれorロックブラスト
推奨技:じしん/れいとうパンチ
選択技:もろはのずつき/ウッドハンマー/ふいうち/けたぐり/ほのおのパンチ/じたばた

どちらかというと意表をつく型。
ようきで最速112族と同速。いじっぱりは最速97族までしか抜けないので非推奨。
そこまで速くならないので、積むタイミングと相手は見誤らないように。
またロックカットしなくても無振り69族まで抜けるので、意外な速さで相手を驚かせることもできる。
がんじょうならタスキが不要になるが、高威力のもろはのずつきは採用しにくくなる。
アームハンマーはせっかく上げた素早さが下がってしまうので候補外。


対ウソッキー [編集]

注意すべき点
素早さが極端に低いが物理耐久は高め。特性も優秀。
攻撃範囲も広く、れいとうパンチやウッドハンマーといった、いわタイプとしては珍しい技を習得する。
特性ががんじょうの場合は一発は耐えられ、カウンターやじたばたで反撃、ふいうちで追撃される。チイラのみやじゃくてんほけん、ロックカットで全抜きの恐れもある。
特性がいしあたまの場合、反動なしのもろはのずつきとウッドハンマーで攻めてくるのも脅威。
対策方法
格闘タイプなら岩技とふいうちは半減、覚える他の技は等倍で受けられる。対してこちらの攻撃は抜群なのでほとんど確2。
マッハパンチやしんくうはなど、先制技があるとより安定して狩れる。
かたやぶりでがんじょうを貫通して倒すのも良い。あらかじめステルスロックやまきびし、どくびしを撒いておくのも有効だがあつぞこブーツ持ちには効果が無いので注意。
多彩な技を持つが鈍足物理アタッカーである事はほぼ間違いないため、先制おにびで機能停止させるのも効果的。
いしあたま型はかなり特性ありきなのでスキルスワップ・いえきなどもそこそこ有効。

外部リンク [編集]