アルセウス - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

アルセウス [編集]

No.0493 タイプ:ノーマル
特性:マルチタイプ(持っているプレートに応じてタイプと色が変わる。特性や特性対応道具を変更させる技を無効にする)
体重:320.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
能力値HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
アルセウス120120120120120120720マルチタイプ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)かくとう
いまひとつ(1/2)---
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト

特性マルチタイプにより、持たせたプレートによって弱点も変化する。


第四世代出身の幻のポケモンにして、全ポケモン最大の合計種族値(720)を誇るポケモン[1]
クレセリアクラスの耐久・ダグトリオ並の素早さを併せ持つ。
攻撃・特攻種族値は禁止級としては平均的だが、「つるぎのまい+しんそく」などの強力なコンボにより攻撃性能も高いという全能の存在である。

専用特性「マルチタイプ」により、あらゆる単タイプに化けることもできる。
豊富な技とタイプの組み合わせにより、アタッカーやサポーターなど様々な型を作り出せるため、画一的な対策は存在しない
特殊型はプレート+さばきのつぶてによる高い攻撃性能を持つ。タイプによっては高威力の一致物理技を習得できるため、物理型も選択肢になる。
非常に高い性能から、使用可能なルールにおいては常にバトルのキーを握るトップメタである。

第九世代ではフレアドライブ、ぼうふう、エアスラッシュ、ワイルドボルト、ハイドロポンプ、ダストシュートといった高威力技だけでなく、
イカサマ、ボディプレス、アシストパワーといった耐久型向きの技も習得し、各タイプのメイン・サブともに充実。
変化技としてはりゅうのまい、ちょうはつ、ビルドアップも習得。
大幅な強化がされたことで型読みはより困難となり、今後は剣舞ノーマルテラスしんそく以外に強力な型が登場することが予想される。
更には藍の円盤ですてみタックルとサンダーダイブを習得し、物理型の危険性が高まった。
なお選出画面のアイコンが持たせたプレートによって変化するようになったため、見せあいの時点でタイプを判別可能になった。

一方で習得不可になった技はアクアテール、どくどくなどが該当。おんがえしは廃止された。
その殆どが特殊型にしたり、代替技で補えるため、目立った弱体化には至っていない。

現在メタとなりうるマーシャドーは未解禁だが、ラウドボーンを始めとしたてんねん持ちの増加により、剣舞神速型はやや扱いにくくなった。

さばきのつぶてのタイプは持っているプレートに依存しているため、別のタイプにテラスタルしてもタイプは変わらない。

アルセウスの解禁によって各種プレートも解禁。アルセウスが手持ちかボックスにいる場合に、マリナードタウンの競りで購入できる。
各種プレートはランクマッチでも使用可能。
なおLAで登場した、相手の抜群をとれるタイプに変化するレジェンドプレートは未登場。

HOMEの仕様上、劇場版配布個体(えいがかん/デセルシティ)をSVやBDSP、LAに連れて行くと限定技を使用できなくなる[2]
対戦で使う場合は配布産(PGL/コロコロ)、BDSP産、LA産を推奨。



特性・タイプ考察 [編集]

マルチタイプ
専用特性。隠れ特性は存在せず、これのみ。各種プレートを持たせるとタイプが変わる。
ほかの道具を持たせた場合は実質的に特性無しで戦うことになるが、それでも非常に強力なことには変わりない。
特性の変更や無効化、コピーは一切受け付けない。プレートを持たせている場合は道具の変更や無効化も受けない。
プレートを持っていないアルセウスに対して、トリックなどでほかのポケモンがプレートを渡すこともできないので注意。

各プレートごとのメリット・デメリット一覧表 [編集]

※物理技は自分のA種族値を参照するもの、かつ能動的に最高威力を出せる技を記載。
 ヘビーボンバーやイカサマは相手のステータス次第で変動するので一覧から外した。

プレートメリットデメリット備考
プレートなし
(無)
●タイプ一致のしんそくにより、
 全抜き性能に優れる。
●持ち物が自由。
●弱点が1つ。
×耐性がない。物理最高技:ギガインパクト
最もオーソドックスな型。
サブウェポンの候補も多い。
ゴースト無効。
ひのたま
プレート
(炎)
●やけどにならない。×弱点がメジャーな地面。
×伝説戦で炎技の通りは悪い。
物理最高技:フレアドライブ
ザシアン対策の一つ。
しずく
プレート
(水)
●弱点が2つ。×伝説戦で水技の通りは悪い。物理最高技:アクアブレイク
いかずち
プレート
(電)
●まひにならない。
●弱点が1つ。
×伝説戦で多いドラゴンタイプに
 半減されやすい。
物理最高技:サンダーダイブ
みどりの
プレート
(草)
●地面・水を半減し、抜群を取れる。
●粉技が無効。
×草技の通りは悪い。
×弱点が多い。
物理最高技:タネマシンガン
もうどく
プレート
(毒)
●どく・もうどくにならない。
●妖・格闘を半減。
×伝説戦で多いエスパーが弱点。
×メジャーな地面も弱点。
物理最高技:ダストシュート
耐久型としては一考の余地あり。
第九世代からどくどくを覚えなくなった。
だいちの
プレート
(地)
●メイン技の通りがよい。
●でんじは無効。
●砂嵐無効。
●貴重な地面特殊高速アタッカー。
×耐性があまりない。
×伝説戦は飛行・ふゆうも多い。
物理最高技:じしん
つららの
プレート
(氷)
●氷技の通りがよい。
×耐性があまりない。
×弱点が多い。
物理最高技:ゆきなだれ
カイオーガザシアンに半減。
たまむし
プレート
(虫)
●伝説戦で多いエスパーに通る。
●格闘技半減。
×耐性があまりない。
×弱点はメジャー。
×エスパー以外は技の通りが悪い。
物理最高技:シザークロス
むしタイプ最高のHP種族値。
こぶしの
プレート
(闘)
●弱点が少ない。
●希少な格闘特殊アタッカー。
×伝説戦で多いエスパーが弱点。
×耐性はあまりない。
×物理メインの火力不足。
物理最高技:かわらわり
耐久型ノーマルポケモンに強く出られる。
あおぞら
プレート
(飛)
●弱点が少ない。×耐性はあまりない。
×弱点がメジャー。
×物理にまともな技がない。
物理最高技:そらをとぶ
第九世代ではつばめがえしを覚えない。
がんせき
プレート
(岩)
●岩技の通りがよい。
●砂嵐無効。
●希少な岩特殊アタッカー。
×弱点が多くメジャー。物理最高技:ストーンエッジ
アルセウスミラーの時、相手のしんそくを半減。
ふしぎの
プレート
(超)
●弱点のゴースト、
 悪技の威力が低い。
×耐性が少ない。
×技の通りはそこまでよくない。
物理最高技:しねんのずつき
ミュウツーミュウ
クレセリアデオキシスとライバルが多い。
もののけ
プレート
(霊)
●対ノーマルアルセウス性能。
●しんそく・ねこだまし無効。
●弱点のゴースト、
 悪技の威力が低い。
●伝説戦で多いエスパーに通る。
×物理型の主力技が火力不足。物理最高技:ゴーストダイブ
格闘・ノーマル無効。
かげふみなど交代防止が無効。
シャドーダイブは過去作配布限定。
りゅうの
プレート
(竜)
●ドラゴン技の通りはよい。
●炎水電草に耐性。
×ミストフィールドが苦手。物理最高技:げきりん
こわもて
プレート
(悪)
●伝説戦で多いエスパーに通る。
いたずらごころ耐性。
×耐性は少ない。
×弱点がメジャー。
物理最高技:無し
こうてつ
プレート
(鋼)
●耐性が多く積みやすい。
●どく・もうどくにならない。
●砂嵐無効。
×メジャーな炎・地・格闘が弱点。物理最高技:アイアンヘッド
アタッカー、耐久型が双方ともに優秀。
はがねタイプ最速のポケモンに。
アルセウスミラーの場合、相手のしんそくを半減。
アイアンテールは過去作限定。
せいれい
プレート
(妖)
●数少ない高速フェアリー。
●対ドラゴン性能。
●弱点の鋼・毒技の所持率が低い。
×耐性が少ない。物理最高技:無し
格闘半減。

タイプチェンジした場合、豊富な技と高い種族値で対処できるため、同タイプのポケモンとの差別化を考慮する必要がない。
見せ合いの時点で予測はほぼ不可能ということもあって、どのタイプにもチェンジする価値がある。

しかし、単純なアタッカーとして運用するならタイプ一致技の等倍範囲が広く、様々な道具を持てるメリットを持つノーマルが最安定となりがち。
タイプを変更するのであれば、明確な仮想敵を意識して運用したい。

例えばノーマルタイプに強いザマゼンタや、超威力の電気技を放つミライドンに対抗するために、じめんタイプにタイプチェンジするなど。


技考察 [編集]

※タイプを変更できる都合上、すべての技の威力に一致補正を併記する。

物理技タイプ威力命中効果解説
しんそく80(120)100優先度+2つるぎのまいと併せて使用。現環境では唯一タイプ一致で使用可能。
つるぎのまい+いのちのたまを持たせると無振りガブリアスを確1。
サイコフィールドに要注意。
すてみタックル120(180)100反動ダメージ1/3タイプ一致技。高威力だが反動あり。
じこさいせいで補う事も一応可能。
ギガインパクト150(225)90次ターン
行動不可
タイプ一致最高火力。しんそくとの両立可。
問答無用で敵を倒したい場合は一考。
しんそくを2回打つのとほぼ同等の火力が魅力。
補正あり252振りいのちのたま+つるぎのまいでステルスロック込みなら、
しんかのきせきHBポリゴン2まで確1。
アクアブレイク85(127)100防御↓20%たきのぼりより少し威力が高い。
伝説戦での通りはいまいちだが、ヒードランランドロスの並びには強い。
アクアテールは覚えなくなった。
ドラゴンクロー80(120)100-威力が低いので、つるぎのまい必須。
げきりん120(180)100行動不能
終了後混乱
デメリットが痛いが、威力は高い。
ドラゴンテール60(90)90優先度-6
相手交代
積み技対策や、ステルスロックと併せて。フェアリーに注意。
タネマシンガン25(38)×2~5100連続技カイオーガグラードンピンポイント。
シャドークロー70(105)100急所率+1ギラティナミュウツー等のエスパー、ゴーストに有効。
ゴーストダイブ90(120)100溜め技扱いは難しいが、溜めている間は一切攻撃を受けない。
まもるを貫通するためダブル向き。
フレアドライブ120(180)100反動1/3
火傷10%
鋼対策。高めの耐久が犠牲になるのが痛い。
じしん100(150)100-鋼対策。伝説戦では通りがよい。
ストーンエッジ100(150)80急所率+1対飛行。サンダーボルトロスなどに。
いわなだれ75(112)90怯み30%同上。素早いので怯みも期待できる。
アイアンヘッド80(120)100怯み30%対フェアリー。フェアリーアルセウスに。
ヘビーボンバー40~120
(60~180)
100ちいさくなるに
必中+威力2倍
そこまで重くないので、最大威力に到達するのは稀。
ダイマックス廃止で通りやすくなった。
ダストシュート120(180)80毒30%対妖。高威力・命中不安。
どくづき80(120)100毒30%対妖。中威力・命中安定。
サンダーダイブ100(150)95外すと反動威力は高いが、外すと反動がワイルドボルト以上に痛い。
じめんタイプやまもる、でんき無効の特性にも注意。
しねんのずつき80(120)90怯み20%ノーマルアルセウス時に出てくる格闘に。怯みを狙いやすい。
ボディプレス80(120)100自分の防御で
ダメージ計算
てっぺきやコスモパワーと併せて。
かわらわり75(112)100壁破壊追加効果が優秀だが、威力は控えめ。
特殊技タイプ威力命中効果解説
さばきのつぶて無※100(150)100プレートで
タイプ変動
専用技。高威力・命中安定。特殊型なら必須級。
ハイパーボイス90(135)100音技
相手全体
みがわり貫通。伝説戦はダブルが多く有用。
はかいこうせん150(225)90次ターン
行動不可
タイプ一致最高火力。問答無用で敵を倒したい場合は一考。
しかし、さばきのつぶて連打で十分な場合も多い。
だいもんじ110(165)85火傷10%高威力のサブ。鋼に刺さる。
オーバーヒート130(195)90特攻↓↓さばきのつぶて炎より威力は高い。撃ち逃げや両刀運用で。
だいちのちから90(135)100特防↓10%ディアルガヒードランザシアンザマゼンタに。
ハイドロポンプ110(165)80-さばきのつぶて水より威力は高いが、命中不安。
伝説戦での通りはいまいちだが、ヒードランランドロスの並びには強い。
なみのり90(135)100全体攻撃命中安定。ダブルだと味方を巻き込む。
かみなり110(165)70麻痺30%雨下で必中。カイオーガピンポイント。
ギガドレイン75(112)100HP吸収貴重な吸収技。カイオーガグラードンに。
くさむすび~120(180)100-同上。伝説は重いポケモンばかりなので、威力は十分。
サイコキネシス90(135)100特防↓10%ノーマルアルセウスに出てくる格闘に。
みらいよち120(180)1002ターン後に攻撃オーバーヒートやりゅうせいぐんと合わせて使う。
きあいだま120(180)70特防↓10%ノーマルアルセウス、ディアルガバンギラスヒードランに。
れいとうビーム90(135)100凍り10%対ドラゴン。ボルトロスランドロスにも。
電気アルセウスの相性補完に最適。
ふぶき110(165)70凍り10%
相手全体
威力重視。雪下で必中。
シャドーボール80(120)100特防↓20%伝説戦で多いエスパー、ギラティナ、ゴーストアルセウス、クレセリアに。
あくのはどう80(120)100怯み20%対エスパー、ゴースト技。ひるみが狙える。
りゅうせいぐん130(195)90特攻↓↓さばきのつぶてドラゴンより威力が高い。撃ち逃げや両刀運用で。
りゅうのはどう85(127)100-メインならさばきのつぶてで十分。サブとしては安定した性能。
ぼうふう110(165)70混乱30%雨下で必中。対格闘として。
アシッドボム40(60)100特防↓↓100%追加効果が優秀。決定力の強化に。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
プレートとは連動しない。
変化技タイプ命中解説
つるぎのまい--物理型の積み技。しんそくとの相性もよい。
めいそう--特殊型の積み技。わるだくみは覚えない。
トリック100こだわりアイテムの押し付け等。相手や自分がプレートを持っていると失敗する。
みがわり--様子見、状態異常回避等。
まもる--ターン稼ぎに。
じこさいせい--基本的な回復技。PPが減った点に注意。
リフレクター--物理ダメージを軽減。おにびと併せればサポートにもなる。
ひかりのかべ--特殊ダメージを軽減。
おにび85物理アタッカーを機能停止させる。
でんじは90高速アタッカーを機能停止させる。アイアンヘッドなどと併せてまひるみにも。
ほろびのうた--強力な役割破壊技。ムラっけオニゴーリメレシーラッキーorハピナスなどに刺さる。
トリックルーム--成立後もしんそくで戦える。
おいかぜ--こちらはアルセウスも恩恵を受けられる。
ほえる--相手を強制交換する。積み技対策に。
ステルスロック--ほえると併せてダメージを蓄積させる。
ねむる--HP全回復。カゴのみやねごととあわせて。
ねごと--高耐久によるねむねごができる。

※かえんほうしゃ、10まんボルト、エアスラッシュなどの命中安定特殊技は、タイプ一致で使ってもさばきのつぶての劣化となる。
 したがって一致技としては使用せず、採用するならサブ技として検討する。
 しかし、補完ではなく役割破壊がメインの場合は威力を重視するのがセオリーなので、だいもんじやオーバーヒートなどを採用するのが一般的。

ノーマル技の威力考察 [編集]

※補正ありA252振り、いのちのたま持ちでつるぎのまいを積んだと想定。

しんそく(威力80 補正120)
ガブリアス(無振り時:H183 B115) ダメージ:192~227 割合:104.9%~124% 確定1発
すてみタックル(威力120 補正180)
ギガインパクト(威力150 補正225)
スイクン(HB252振り時:H207 B183) ダメージ:227~269 割合:109.6%~129.9% 確定1発

ギガインパクトは次ターン行動できないので、2ターン使える場合はしんそく2発の方が有利。
ただし、イカサマを覚える物理受けなどに関してはしんそくだと耐えられる場合があるため、ギガインパクト1発で済ませたい場面もある。
また、アルセウスは耐久の関係上、行動不能中に倒れることはあまりなく、しんそくもあるので起点になりにくい。

しんそくは優先度+2が強みであり、大体のつるぎのまいアルセウスに採用されているが、意外と火力は控えめ。
ある程度物理耐久があるとつるぎのまい+いのちのたまでも1発で倒せないことが多い。
連発することが多い都合上、いのちのたまと合わせた際はHP減少のリスクとも向き合わなければならない。
一方、優先度の高さから、速攻アタッカーやいたずらごころ持ちなどに対しては無類の強さを発揮する。

テラスタル考察 [編集]

タイプごとの特徴については特性・タイプ考察を参照。

テラスタルによってさばきのつぶてのタイプは変化しない。
プレートとテラスタイプを一致させるのも一考。

タイプ主な技解説
しんそく
さばきのつぶて
つるぎのまいと合わせて突破力をさらに強化。
フレアドライブ
さばきのつぶて(炎)
だいもんじ
炎アルセウスの強化だけでなく、ザシアン受け用に切るのも手。
アクアブレイク
さばきのつぶて(水)
ハイドロポンプ
なみのり
解説
ワイルドボルト
さばきのつぶて(電)
かみなり
解説
タネマシンガン
さばきのつぶて(草)
ギガドレイン
くさむすび
解説
ゆきなだれ
さばきのつぶて(氷)
ふぶき
れいとうビーム
解説
ボディプレス
かわらわり
さばきのつぶて(闘)
きあいだま
解説
ダストシュート
さばきのつぶて(毒)
ヘドロばくだん
解説
じしん
さばきのつぶて(地)
だいちのちから
妖アルセウスに繰り出されやすい鋼毒炎への奇襲に。
さばきのつぶて(飛)
ぼうふう
テラバースト
解説
しねんのずつき
さばきのつぶて(超)
サイコキネシス
サイコショック
アシストパワー
解説
シザークロス
さばきのつぶて(虫)
むしのさざめき
解説
ストーンエッジ
いわなだれ
さばきのつぶて(岩)
パワージェム
解説
ゴーストダイブ
シャドークロー
さばきのつぶて(霊)
シャドーボール
たたりめ
ミラー時のしんそく封じに。
げきりん
ドラゴンクロー
さばきのつぶて(竜)
りゅうせいぐん
りゅうのはどう
基本的にフェアリーで良い。
耐久型で選べなくもないが、禁止級ドラゴンから狙われるためハイリスク。
イカサマ
さばきのつぶて(悪)
あくのはどう
テラバースト
解説
アイアンヘッド
さばきのつぶて(鋼)
てっていこうせん
ラスターカノン
解説
さばきのつぶて(妖)
マジカルシャイン
テラバースト
解説
ステラテラバースト打ち分けができる型向け。

型考察 [編集]

物理ベース [編集]

ノーマル物理型(剣舞神速型) [編集]

性格:いじっぱり/ようき
努力値:A252 HP252orS252
持ち物:いのちのたま/シルクのスカーフ/ラムのみ
確定技:しんそく/つるぎのまい
選択物理技:すてみタックルorギガインパクト/じしん/ドラゴンクロー/シャドークローorゴーストダイブ/かわらわり/フレアドライブ
選択変化技:みがわり/じこさいせい/トリックルーム/ほろびのうた

自慢の耐久からつるぎのまいを積んでしんそくで攻撃する型。
サブウェポン一発で倒しきれなくても、高威力のしんそくがある為、HPが残っているならきあいのタスキにも強い。
本作で登場したテラスタルと相性が良く、ノーマルテラスカイリューを上回る威力でしんそくを放てる。

じしんは鋼や岩対策、ゴースト技はゴーストタイプ対策。
伝説戦だとアルセウスとのミラーになりやすいので、いっそのこと最速も有り。
カスタマイズ性が非常に強いため、ダブルバトルなどでは色々な構築の対策となるピンポイントメタ技などを仕込むことも可能。

以下は性格ごとの性能考察。

いじっぱり
威力を少しでも高めるなら。
特にHP振りでつるぎのまいを確実に積んでおくつもりなら優先。
一応S無振りでも最速75族、準速87族抜きの素早さが確保されている。
いじっぱり H236 A252 S20(最速77族、準速90族抜き)
+  確定数参考
ようき
ミラーマッチでの有利さが利点となる。
また、すてみタックルやかわらわりなど、サウブェポンを先手で放ちたい場合も候補となる。
準速で追い抜けない相手は105族~120族のポケモンが該当する為、オーガポン(いどのめん)などを考慮するなら手か。
ようきH60 A252 S196(最速110族抜き+3)
+  確定数参考

サイコフィールドにより、しんそく一辺倒では止まる可能性があることに注意。

ゴースト物理型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき
努力値:A252 HP252or素早さ252
持ち物:もののけプレート
確定技:ゴーストダイブorシャドークロー
優先技:しんそく/かわらわり
選択物理技:じしん/ドラゴンクロー
選択変化技:つるぎのまい/じこさいせい/みがわり/おにび

猛威を振るうノーマルアルセウスのメタを意識した型、ダブルではねこだましを受けない利点も大きい。
物理の方がカイオーガ等への通りがよく、ゴースト技の一貫性が上がったことでゴーストダイブの使い勝手も向上した。
ゴースト技との相性補完に優れるかわらわりは優先度が高い。

耐久に振らなくても十分すぎるくらい硬いうえ、弱点となるゴースト・悪の技の威力が低いため、味方に場を整えてもらわなくても無理やり積めるのが大きな強み。
しかしシャドークローをメインに据える場合、こちらからの技の威力も低いため通常のアルセウスに比べて突破力は落ちる。

はがね物理型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき
努力値:A252 S252or耐久・火力調整
持ち物:こうてつプレート
確定技:アイアンヘッド
優先技:じしん/ストーンエッジ/つるぎのまい/たきのぼり(ダブルバトル時)/まもる(ダブルバトル時)
選択物理技:タネマシンガン/しんそく/ゴーストダイブorシャドークロー/げきりんorドラゴンクロー
選択変化技:じこさいせい/みがわり/トリックルーム

伝説戦でも使用率の高い、フェアリータイプを意識した型。
役割対象には特殊耐久が高い相手が多く、相性補完となるサブウェポンの使い勝手もあって、物理アタッカーとしての適性が高い。
耐性が非常に多く、Sの高さを武器に上から叩くことができる。

どの努力値や構成で運用するにせよ、器用さを活かした柔軟な立ち回りを心がけたい。

基本的にはメイン鋼技、じしん、ストーンエッジで攻撃は補完できているのが利点。

特殊ベース [編集]

ノーマル特殊型 [編集]

性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:C252 S252をベースに調整
持ち物:いのちのたま/シルクのスカーフ/こだわりメガネ/カゴのみ/ラムのみ/ヨプのみ
確定技:さばきのつぶてorハイパーボイス
優先技:めいそう/じこさいせいorねむる/シャドーボール/きあいだま/みがわり
選択物理技:しんそく
選択特殊技:だいもんじ/10まんボルト/れいとうビーム/あくのはどう/サイコショック
選択変化技:おにび

剣舞神速型の知名度を逆手に取った特殊型。
特殊型でも技範囲は非常に広く、持ち物のカスタマイズ性は高い。
またハイパーボイスをタイプ一致で使えるため、相手のみがわり持ちポケモンにも強く出られる。

基本的にはほかのプレート特殊型とやることは変わらないが、持ち物が自由になったことによる立ち回りの変化を感じやすい。
素の種族値の強さも含めて、パーティでやらせたいことを主眼にしつつアレンジしよう。

ゴースト特殊型 [編集]

性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:C252 S252をベースに調整
持ち物:もののけプレート
確定技:さばきのつぶて
優先技:きあいだま
選択物理技:ストーンエッジ/しんそく
選択特殊技:かみなり/だいもんじ/れいとうビーム/エナジーボール/サイコショック/だいちのちから
選択変化技:みがわり/おにび/めいそう/じこさいせい

猛威を振るうノーマルアルセウスのメタを意識した型。
そのため役割的・補完的にも格闘技がほぼ必須。

ゴースト最高火力となるさばきのつぶてに加え、補完の格闘技も高威力のきあいだまを採用でき、物理ゴーストの弱みであるメイン技の火力不足を解消できる。

ただし、つるぎのまいを搭載しないので、つるぎのまい+しんそくの抜き性能は物理ゴーストの方が上。
逆に言えば、サイクル戦に向いていると言える。

基本的に攻撃技はさばきのつぶて+きあいだまで事足りており、残りの2枠は環境やパーティとの兼ね合いで自由に決められる。
状態異常への弱さを軽減できるみがわりなども、この型では容易に入ってくる。

フェアリー特殊型 [編集]

性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:C252 S252をベースに調整
持ち物:せいれいプレート
確定技:さばきのつぶて
選択物理技:ストーンエッジ/しんそく
選択特殊技:だいちのちから/きあいだま/かみなり/だいもんじ/エナジーボール/シャドーボールorあくのはどう/サイコショック
選択変化技:みがわり/めいそう/おにび/じこさいせい

最速フェアリーとして、伝説に多いドラゴンを相手にする型。
広い攻撃範囲と高い耐久力を持ち、サイクル戦に適性がある。
フェアリー技を半減する相手にはだいちのちからが刺さりやすいが、現環境の伝説でフェアリー半減以下+地面抜群はザシアンしかおらず、そこまで有用とは言い切れない。
ただ、フェアリー+地面の範囲自体はかなり広いため、フェアリー半減以下+地面等倍以下の耐性を持つハッサムウルガモスの対策にだいもんじやストーンエッジなどを搭載する余裕はある。

メインのフェアリー技を含め基本的に技の威力は控えめなので、ドラゴン技読みで降臨して相手を流しつつ、後続に圧力をかけていくスタイルになる。
また、素の耐久が高く禁止級伝説戦では高威力の鋼や毒技が少ないため、弱点を突かれることはほとんどない。

+  使用感

物理・特殊両方可能タイプ [編集]

物理型と特殊型、両方の運用が可能なタイプについて紹介。
元々は個別に物理型、特殊型として記載されていたが、どちらの場合でも役割対象はそれほど変わらない。
されども過去世代における、タイプチェンジの使用例が高かったので此方の欄で統合した。

ただし、前述のノーマル型、ゴースト型については調整先に対する研究が細かく行われており、
物理・特殊によって役割対象が変わりやすいため、紹介を独立させたままにした。

近年では習得技の充実に伴い、むし型やほのお型、いわ型なども可能である。

じめん型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき/おくびょう/ひかえめ
努力値:A252orC252 S252or耐久調整
持ち物:だいちのプレート
確定技:じしんorさばきのつぶて
選択物理技:しんそく/ゴーストダイブorシャドークロー/ストーンエッジ/アイアンヘッド/ドラゴンクロー
選択特殊技:れいとうビーム/だいもんじorかえんほうしゃ/ヘドロばくだん/オーバーヒート/りゅうのはどう
選択変化技:めいそう/つるぎのまいorりゅうのまい/じこさいせい/みがわり

伝説戦で通りやすいじめんタイプをタイプ一致で使える型。
物理や特殊の両方において威力・性能が安定しているのが強み。

耐性は少ないが、多くの伝説ポケモンに抜群で通しやすいため、一度積むと止まりにくくなる。
でんじはも無効。

でんき型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき/おくびょう/ひかえめ
努力値:C252 S252をベースに調整
持ち物:いかずちプレート
確定技:さばきのつぶてorかみなりorサンダーダイブ
優先技:めいそうorつるぎのまいorりゅうのまい
選択物理技:しんそく/じしん/ドラゴンクロー/アクアブレイク
選択特殊技:だいちのちから/れいとうビームorりゅうのはどう/かえんほうしゃ/きあいだま/ヘドロばくだん/くさむすび
選択変化技:みがわり

他の電気タイプを超越する攻撃範囲で攻める型。
弱点が1つしかないうえ、スカーフを所持しない限り上から叩けるポケモンはほとんどいない。
マヒも無効なうえ、おにびも特殊型ならさほど痛くなく、状態異常もそこまで気にする必要はない。

伝説ポケモンで一致弱点をつけるのはグラードンのみ。
サブウェポンで弱点をつけるうえ、スカーフがなければアルセウスより遅い。

ただ、伝説戦はドラゴンが多いため、メインのさばきのつぶて(電気)の通りは悪い。

ドラゴン型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき/おくびょう/ひかえめ/せっかち
努力値:A252orC252 S252or耐久調整
持ち物:りゅうのプレート
確定技:げきりんorさばきのつぶて
優先技:じしんorだいちのちから
選択物理技:しんそく/ゴーストダイブorシャドークロー/ストーンエッジ/アイアンヘッド/ドラゴンクロー
選択特殊技:だいもんじorかえんほうしゃ/ヘドロばくだん/りゅうせいぐん
選択変化技:めいそう/つるぎのまいorりゅうのまい/じこさいせい/みがわり

伝説戦で通りやすいドラゴン技で戦う型。
C特化さばきのつぶて、もしくは無補正無振りりゅうせいぐん、または無補正A84振りげきりんで無振りムゲンダイナ確1。

カイリューでお馴染みのドラゴンクロー+しんそくのコンボもあり、ドラゴンタイプが多い伝説戦で有利を取れる。
自分もドラゴンが弱点になるのを忘れずに。

耐久ベース [編集]

ノーマル耐久型 [編集]

性格:おくびょう/ずぶとい/おだやか
努力値:HSベースorHBベースorHDベース
持ち物:カゴのみ
確定技:じこさいせいorねむる
優先技:てっぺき/めいそう/コスモパワー/さばきのつぶて/おにび
選択特殊技:かえんほうしゃ/10まんボルト/れいとうビーム/くさむすび/だいちのちから
選択変化技:みがわり/しんぴのまもり/リフレクター/ひかりのかべ/ねごと

クレセリアと同等クラスの耐久力と、C120という耐久型としては破格の火力を生かす耐久型。

伝説ポケモンは積み技を有しない個体が多く、ほろびのうたが採用されることもまずないので大体は安心して積める。
(一応もののけプレートを採用すればかげふみ+ほろびのうたからも逃げることができる)
さばきのつぶてにより一致技の威力にも恵まれており、めいそうによりさらなる耐久と火力アップも見込める。

メリット
単ノーマルという恵まれたタイプで耐久運用することができる。
弱点をつかれにくく、安全に積むことができる。どくどくもねむるをもたせれば気にならない。
デメリット
2回目以降は素眠りになり、技スペースの圧迫や、積み技持ちの起点となる。
抵抗はないので、半減で受けることはできない。メイン技のみだと無効タイプがある。はたきおとすにも注意。

ノーマル積み型 [編集]

性格:すぶとい
努力値:H252 B76 D180(実数値H277 A112 B165 C140 D163 S140)
持ち物:たべのこし
確定技:アシストパワー/ボディプレス/コスモパワー/じこさいせい
テラスタイプ:ゴースト

コスモパワーを6回積み、アシストパワーを放つ型。コスモパワーを積み切ると威力260になる。
ボディプレスは高い防御を活かした火力を出すことができる。

たべのこし
受けポケモン御用建の回復アイテム。
居座り続けるので発動回数も多くてお得。

確定数参考

一撃ウーラオスに注意。あんこくきょうだで積みを無視してくる。

はがね耐久型orどく耐久型 [編集]

性格:おくびょうorようき/おだやかorわんぱく
努力値:H252 S252or耐久調整
持ち物:こうてつプレートorもうどくプレート
確定技:さばきのつぶてorアイアンヘッドorどくづき
選択物理技:じしん/ゴーストダイブorシャドークロー/しんそく
選択特殊技:だいもんじ/れいとうビーム/10まんボルト/だいちのちから/エナジーボール/サイコショック
選択変化技:じこさいせい/みがわり/おにびorでんじは/コスモパワーorめいそうorビルドアップ

伝説ポケモン唯一の単はがねタイプ、もしくは単どくタイプとして運用する型。
伝説戦でも増えてきたフェアリータイプに対抗するのが目的。
耐性に優れるだけでなく、同タイプにありがちな攻撃範囲の狭さが豊富な技範囲でカバーされている。
でんじはを覚えるため、メインがアイアンヘッドの場合はまひるみもできる。

共通した特徴
どくどくが通らない。
メイン技のみだとはがねタイプには無力になる。メジャーなじめんタイプが弱点。
はがね型のメリット
単はがねタイプなので半減・無効が11個と恵まれている。
抵抗が多いため、起点を作りやすい。メイン技のみでも全タイプに通るため、技スペースにーつ余裕ができる。
はがね型のデメリット
じめん、ほのおという伝説戦でもメジャーなタイプが弱点。
メジャーなドラゴンは半減できるが、それ以外の一致は基本的に半減できない。一致格闘技の脅威は変わらないまま。
どく型のメリット
単どくタイプにより、半減できるタイプは5個と多め。
ノーマルアルセウス対策として出てきた格闘タイプの一部を逆に起点にできる。伝説戦ではメイン技が半減されにくい。
どく型のデメリット
一般戦ではあまり見ない高火力エスパータイプが苦手。

起点作り型 [編集]

ノーマル補助型 [編集]

性格:おくびょう/ずぶとい/おだやか
努力値:HSベースorHBベースorHDベース
持ち物:オボンのみ/レッドカード
確定技:ステルスロック
優先技:おにびorでんじは
選択攻撃技:こごえるかぜ/バークアウト/アシッドボム
選択変化技:ちょうはつ/しんぴのまもり/リフレクター/ひかりのかべ/こわいかお

先発に出してステルスロックや状態異常を撒く起点作成型。
妨害技を多数習得するが、素の攻撃性能が高いのでそのまま倒し切ってしまう事も多い。
第九世代ではちょうはつを新規習得し、サポート性能にさらに磨きがかかった。

HBorHDベースであっても、素早さを最速90族抜き程度に調整するのも手。(無補正ならS132振り、臆病ならS20振り)
HB特化でも無補正A252コライドンのアクセルブレイクは確2。炎テラスタルでおにびも無効にされるため、おにびによる対策は不安定。
陽気A252剣の王ザシアンのインファイトは低乱2。ザシアンも見るのであれば、ひのたまプレートで炎にすると良い。
しんそく型が有名であるため、おにびは読まれにくく、初手から仕掛けに行くのもあり。みがわりを読むならちょうはつから入る。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対アルセウス [編集]

注意すべき点
攻守ともに優れた種族値・技範囲を持ち、プレートによりすべての単タイプになることが可能。
物理・特殊の攻撃技範囲も広く、積み技・変化技もおおよそ所持しているため、初見で型を割り出すのはほぼ不可能。
対策方法
第九世代では選出画面でタイプが判別できるため、選出前によく見ることが重要。
「ノーマルタイプであればつるぎのまい+しんそくを警戒する」「ゴースト・フェアリー・毒など受け寄りのタイプであれば耐久型である」など、ある程度予測を立てておくこと。
フルアタのアルセウスはまずいないため、ちょうはつ、アンコールなどは割と有効。
選出画面で色が変わっている場合はラムのみを持っていないことが確定するため、状態異常も有効になる。
化身ボルトロスクレッフィのでんじはや、ヤミラミのおにび等、いたずらごころを用いた対策も足止めに効く。
でんじははほかの主流アルセウスにも有効。
ただし、アルセウスの型やタイプ次第では偶発対峙からでないと苦しいケースもあり、技外しや変化技読みのみがわりも考慮する必要がある。
稀なケースだが、相手がノーマルかつラム持ちである場合は無力化されるほか、ヤミラミクレッフィ以外はノーマル技が等倍なので、しんそくが先に入ることも注意したい。
+  対策ポケモンの例

外部リンク [編集]


[1] 後天的なフォルムチェンジ、および特性込みでの実質的な種族値は除く。
[2] 思い出しもできないが、スマホ版HOMEで第七世代時点で覚えていた技の確認が可能。