ルナアーラ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ルナアーラ [編集]

No.792 タイプ:エスパー/ゴースト
特性:ファントムガード(HPが満タンのときに受けるダメージを半減する。この効果は、特性を無視する技や特性の影響を受けない。)
体重:120.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
エスパー/ゴーストHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ルナアーラ1371138913710797680ファントムガード
月食ネクロズマ9711310915712777680プリズムアーマー
バドレックス黒馬1008580165100150680じんばいったい

ばつぐん(4倍)ゴースト/あく
ばつぐん(2倍)---
いまひとつ(1/2)どく/エスパー
いまひとつ(1/4)---
こうかなしノーマル/かくとう

第七世代の禁止級伝説の一体であり、エスパー×ゴースト複合。
2倍弱点は無いが4倍弱点が2つ、無効2つというかなり両極端な耐性を持つのが特徴。
きもったま以外のねこだましを受けず、ファントムガードで行動回数を最低限は確保できるのが強み。
ファントムガードはマルチスケイルと同様の効果、かつかたやぶりに無効化されない上位互換。
更にそのタイプに相応しく禁止級としては破格の変化技のレパートリーを備えており、サポートを兼ねたアタッカーとして運用可能。

難点は一致技の威力が控えめなタイプ同士の複合で、攻撃系の種族値も禁止級としては並からやや上程度という点。
準専用技のシャドーレイは一貫性の高いゴースト技、かつかたやぶり効果を備える上に威力も100と高め。
特性に依存する行動保障を貫通できる上に範囲自体が広く優秀だが、サブウェポンは威力か命中に不安が残りやすい。

同タイプの月食ネクロズマは火力指数でこちらを上回る強力なアタッカー。
とはいえ補助技のレパートリーが大きく違い、素早さでもこちらが勝る。支援寄りの運用なら差別化は自然になされるだろう。
4倍弱点しか持たない関係上、軽減率の低いプリズムアーマーよりファントムガードのほうが相性も良い。

前世代の天敵イベルタルは今作不参戦。

特殊アタッカーとしても扱えるソルガレオの様に、ルナアーラも高威力の物理技であるポルターガイストを習得。
ゴースト技の火力指数はシャドーレイと殆ど同じだが、他の技が飛行技、ギガインパクト程度と乏しい。
もし物理アタッカーとして動かす場合は、補助技も絡めた方が安定するだろう。
第九世代ではサイコカッターを忘れた為、物理型の採用も難しくなったか。

追加されたアイテム、あつぞこブーツがファントムガードと相性が良い。
一方でドラパルト等の強力なゴーストが多数追加・続投していることから一般ポケモン相手でも油断はならない。
ゴースト対策のあくタイプの採用率も増加している為、極端な耐性が仇となる盤面は増えている。

また、新登場の禁止級伝説に同タイプの黒馬バドレックスが登場。
耐久は勝るが特攻・素早さはあちらが上回り、一致技の火力、特性による抜き性能の上昇とアタッカーとしては強力なライバル。
補助技のレパートリーでも似通った部分があることから、耐久の高さを活かした差別化が重要になるだろう。

第九世代ではテラスタルが実装。ファントムガードとの相性は抜群で、元々高い火力を更に引き上げる一致テラス、テラスタイプ次第で無効タイプがあったり状態異常対策ができる不一致テラスどちらも捨てがたい。

第九世代ではDLCメインシナリオのクリア後にゲットできるようになった[1]が、進化前のコスモッグ・コスモウムは手に入らなくなった。



特性考察 [編集]

ファントムガード
HPが満タンの時のみ、受けるダメージを1/2に軽減する。
ゲーム内の説明文にはないがかたやぶりターボブレイズテラボルテージ効果無効という性質を持つため、マルチスケイルの上位互換である。
同様の効果を持つ技であるシャドーレイ・メテオドライブ・フォトンゲイザーでも貫通できない。
ただし、かがくへんかガスではしっかり消されるためそこは頭に入れておきたい。
優秀な特性全般に言えることだがトレースには注意。特にポリゴン2にトレースされると難攻不落の要塞と化すため相手にいたら要警戒。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
シャドーレイ100(150)100特性無視威力・命中安定の主力技。ミミッキュに滅法強い。
たたりめ65/130
(97/195)
100-タイプ一致技。状態異常の相手に威力倍増となり、シャドーレイ以上の火力に。
おにびやさいみんじゅつとあわせて。
ゆめくい100(150)100HP吸収1/2タイプ一致技。さいみんじゅつとあわせて。
サイコキネシス90(135)100特防↓10%タイプ一致技。シャドーレイと範囲が被りやすいため優先度は低め。
サイコショック80(120)100-タイプ一致技。特殊受け対策に。
ワイドフォース80/120
(120/180)
100-タイプ一致技。PFがあれば高火力。
きあいだま12070特防↓10%対悪。ガオガエンに抜群。命中不安。
ムーンフォース95100特攻↓30%苦手な悪に対して。禁伝に多い竜にも有効。
一致技と合わせると広範囲に等倍以上が取れる。
マジカルシャイン80100-同上。ダブルでは相手2体に命中。
れいとうビーム90100凍り10%4倍狙いでレックウザランドロスに。
ふぶき11070凍り10%同上。命中不安だが雪で必中。ダブルでは相手2体攻撃。
こごえるかぜ5595素早さ↓100%同上。追加効果が優秀。ダブルでは相手2体攻撃。
かみなり11070麻痺30%非雨下では命中不安。
味方のカイオーガと組ませるか、敵のカイオーガピンポイントで採用。
10まんボルトも覚える。
ねっぷう9590火傷10%4倍狙いでハッサムなどに。
メテオビーム12090溜め技
特攻↑
パワフルハーブとセットで。
変化技タイプ命中解説
ワイドガ-ド-グラードンカイオーガ等の高火力範囲技を凌ぐために。
黒馬バドレックスのアストラルビットが狙い目。
禁止級では他の使い手はソルガレオザマゼンタしかいない。
タイプ相性により同優先度のねこだましで阻害されることがない。
まもる-ダブルで。縛り解除や味方のサポートとあわせて。
つきのひかり-再生回復技。覚えられなくなったはねやすめの代用だが、PPが少なく回復量は天候に左右されがち。
めいそう-積み技。通常のアタッカーに崩し用に入れるか、状態異常や回復技等と合わせて複数回の積みを狙うか。
コスモパワー-積み技。ファントムガードとあわせて受けに主軸をおく場合に候補。
おいかぜ-S操作技。ダブルでは優先度が高い。
トリックルーム-後続サポート用。自身は速めなので微妙。
トリック100こだわりスカーフ&こうこうのしっぽを持たせるなら。ダイマックス廃止により刺さりやすくなった。
さいみんじゅつ60運が絡むが不利対面を無理やり誤魔化せる。
禁止伝説の中では唯一催眠技が使える。
おにび85物理アタッカーの弱体化に。はねやすめ・めいそうとあわせると起点化しやすい。
なお、でんじはは今作で没収されてしまった。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
テラバーストゴースト無効。ゴースト同士での撃ち合いや、ファントムガードを維持したいなら。
ねっぷう火傷無効でファントムガードを残せる他、サブウェポン強化にも役立つ。
テラバースト解説
かみなり
10まんボルト
麻痺無効。
テラバースト解説
ふぶき
れいとうビーム
解説
きあいだま
テラバースト
対悪、鋼など。
テラバースト毒無効。耐久型向け。
テラバースト解説
テラバースト地面技の他、どくびし、まきびし無効なので、あつぞこブーツが無くてもそれらの対策が可能。
サイコキネシス
サイコショック
一致技火力上昇。
テラバースト弱点の一貫は無いが、耐性は良くない。テラバースト以外の虫技は使えず、通りも悪いので微妙。
メテオビーム
テラバースト
解説
シャドーレイ
たたりめ
一致技火力上昇。Cが高いため、シャドーレイを撃てば特性貫通と同時にダメージも期待できる。
また、弱点が変わらないので弱点保険と組み合わせるのも面白い。
テラスタル前後を比較した時のデメリットは厳密にはエスパー技が等倍になるのみなので、なしと同義。
テラバースト解説
テラバーストゴーストおよび悪技のダメージをテラスタル前の1/8に削減可能。
テラバースト解説
ムーンフォース
マジカルシャイン
弱点の悪を半減に抑えられ、サブウェポンの火力強化もできる。
汎用性の高いテラスタイプでアタッカー、耐久どちらにも向いている。
ステラテラバースト非推奨。1回限りで色々な技の火力を補強できるが、4倍弱点は非常に痛い。
テラスタルで軽減したいので他のタイプの方が向いてる。

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

性格:れいせい/ひかえめ/おくびょう
努力値:C252 HorS252
持ち物:こだわりメガネ/こだわりスカーフ/じゃくてんほけん/半減実/あつぞこブーツ
確定技:シャドーレイ
優先技:ムーンフォース
選択攻撃技:サイコキネシスorサイコショック/きあいだま/10まんボルト/れいとうビーム/エアスラッシュ/ねっぷう/ナイトヘッド
選択変化技:こうそくいどう/めいそう/さいみんじゅつ/トリックルーム

高い特攻に加え、特性によって安定した耐久力を持つ特殊アタッカー。
対面からは一発ではまず落ちず、弱点も4倍が2つのみと優秀。
弱点であるゴーストと悪は高威力の技がないので、役割破壊程度なら耐えて反撃できる。

タイプ上イカサマを撃たれるケースは多いので、厳選時にAの個体値も粘る価値は高い。

めいそう回復型 [編集]

性格:ずぶとい/おくびょう
努力値:HBベース/BSベース
持ち物:たべのこし/オボンのみ/混乱実
確定技:めいそう/つきのひかり
優先技:シャドーレイ
攻撃技:サイコキネシスorサイコショック/ムーンフォース
変化技:でんじは/おにび/みがわり

ファントムガードを活かして居座り、めいそうを積んでいく型。
弱点は4倍が2つとはっきりしているため、相手を間違わなければ安定した運用ができる。

特防はめいそうで上がっていくため、B方面に努力値を振るのが基本。
おくびょうなら先制で積み・回復をしやすくなるため特殊を受けやすくなり、ずぶといなら物理相手への安定感が上がるため物理相手にも積みやすくなる。
素早さはでんじは、防御はおにびで補えるため、BSベース+おにび、HBベース+でんじはと言った構成も候補。
ただし、攻撃技を1つしか搭載できなくなるため止まる相手が多くなりがちなのは注意。

サポート型 [編集]

性格:ずぶとい
努力値:HB252ベース
持ち物:こうこうのしっぽ
確定技:トリック/シャドーレイ
選択技:おにび/でんじは/つきのひかり

ファントムガードによる高耐久やちょうはつの打たれにくさを利用し、サポートに特化した型。
なお専用道具持ちザシアンザマゼンタへのトリックは無効である。

[ダブル]サポート兼アタッカー型 [編集]

性格:おくびょうorひかえめorれいせい
努力値:HCベース/HSベース
持ち物:ナモのみ/パワフルハーブ/各種シードなど
確定技:シャドーレイ
攻撃技:サイコショックorサイコキネシスorワイドフォース/きあいだま/ムーンフォース/メテオビーム
補助技:まもる/ワイドガード/トリックルーム/さいみんじゅつ

ファントムガードやねこだまし無効の耐性を活かして、トリル発動などのサポートを行う型。
一貫性の高い攻撃技としてシャドーレイは必須。
ガオガエンなどを返り討ちしつつアタッカー性能を高めるメテオビームの採用も悪くない。


対ルナアーラ [編集]

注意すべき点
特性ファントムガードにより非常に高い耐久を持ち、かたやぶり系の効果も受け付けない。
S操作技を両方習得する上にねこだまし無効という、特性も相俟った堅実な展開力。
特攻も高く、専用技のシャドーレイは防御側の特性を無効化する。
対策方法
ゴースト技・悪技
タイプ一致で撃とうとするとシャドーレイやムーンフォースで返り討ちに遭う。
素早さで勝るイベルタルであれば悪技で落とす事ができるが、ムーンフォースは要警戒。
ルナアーラから有効打が無く、タイプ一致で抜群を取れるAベトベトンは有効。
ファントムガードを潰す
ステルスロックが有効でファントムガードを潰しておけばルナアーラより速いポケモンで高火力技を叩き込めるが、今作からはあつぞこブーツという対策アイテムも登場している。

外部リンク [編集]


[1] スカーレットはマルチプレイでブルレクのサークルミッションをこなす必要がある。