ムクホーク - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ムクホーク [編集]

No.0398 タイプ:ノーマル/ひこう
通常特性:いかく(場に出た時か戦闘中この特性を得た時、場に出ている相手全員の攻撃を1段階下げる)
隠れ特性:すてみ(反動でダメージを受ける技の威力が1.2倍になる)
体重  :24.9kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
物理N/飛行HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ムクホーク85120705060100485いかく/すてみ
ウォーグル10012375577580510するどいめ/ちからずく/まけんき

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/こおり/いわ
いまひとつ(1/2)くさ/むし
いまひとつ(1/4)---
こうかなしじめん/ゴースト

第四世代の序盤鳥。ノーマル×ひこう複合は今作では他にウォーグルと新顔のイキリンコが存在。
合計種族値は控えめながら配分が非常に良好。序盤ポケモンとしては破格の攻撃種族値を持つ。
更に一致技に加えてかくとうの威力120、かつ命中安定の技を備え、数値以上に火力が高い。
習得技も不利な相手からはとんぼがえりで引き、温存のつもりが無ければいのちがけで1:1交換を狙えるなど、かなり多芸。
そして特性もとんぼがえりと相性のよいいかく、一致技の突破力を向上させるすてみと秀逸。
総じて高い完成度を誇る物理アタッカーであり、初登場の頃にはトップメタとして活躍した実績もある。

もっとも、インフレによる素早さの二極化によりムクホークの素早さでは高速とは呼べなくなっている。
純粋なアタッカーとしては微妙な素早さにより上から叩かれやすく、いかくを利用してサイクルを回すにも耐性の貧弱さが気にかかる。
現環境における運用の基本はS100未満の相手に役割を絞り、火力アイテムを持たせて一点突破を狙う。
もしくはこだわりスカーフを持たせて素早さの縛りを逆転させ、高速アタッカーへの奇襲と終盤の掃除役を担わせるかの二択となる。

第九世代で新たにアクロバット、てだすけ、むしのていこうを習得。
むしのていこうは設定ミスと思われるが、いかくで流した際に出てきた特殊アタッカーに刺す目的で使えるか。
ダブルでは相手全体に当たり、攻撃技なので等倍以上で入る技が殆どないサーフゴーにも有効。
一方ではねやすめを覚えられなくなった。



特性考察 [編集]

アナウンスが出る特性と出ない特性なので場に出た瞬間に特性がバレることに注意。

いかく
場に出たときに相手の攻撃を1段階下げる。
繰り出し性能の向上、物理アタッカーに対する流し性能の強化を目的に。
素の物理耐久が低く、反動ダメージやインファイトの耐久低下があるので受けは厳しい。
何度も繰り出すことを考えず、あくまで自身の対面性能を確保し、競り負けた時にも後続のサポートを狙える程度の認識に留めるとよい。
トレースされるとこちらもいかくを受けてしまうためサーナイトが相手にいたら警戒しよう。
すてみ
隠れ特性。反動ダメージを受ける技の威力を強化。
メインウェポンであるすてみタックルとブレイブバードが対象であり、その火力は並の物理受けでも等倍ならゴリ押せる程。
高耐久のくさタイプも確1圏内に入るが、反動も増すので短命になる。
いかくと違ってトレース対策にも。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
ブレイブバード120(180)100反動1/3タイプ一致技。すてみなら威力216。
一貫性は高いが電・岩・鋼には半減。
すてみタックル120(180)100反動1/3タイプ一致技。すてみなら威力216。
一貫性は高いが岩・鋼には半減、霊には無効化される。
からげんき70/140
(105/210)
100-タイプ一致技。状態異常(主に火傷)対策。
ただしすてみ込みすてみタックル>状態異常からげんき。
でんこうせっか40(60)100優先度+1タイプ一致技。先制技。タスキ潰しに。
インファイト120100防御・特防↓対岩・鋼。一致技との相性補完に優れる。
とんぼがえり70100自分交代攻撃しつつ撤退。いかくやスカーフと相性が良い。
がむしゃら-100-削り技。HP調整が難しい。
いのちがけ-100自分瀕死最大192ダメージ(無振り116族まで)。スカーフとあわせて。
変化技タイプ命中解説
みがわり-補助技対策や、交代読みで。
フェザーダンス100物理アタッカー対策。いかくとあわせて。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
すてみタックル
からげんき
でんこうせっか
一致補正2倍。すてみ込みで威力288になる。
ブレイブバード
アクロバット
つばめがえし
同上。地面耐性を損なわずに強化。
テラバースト解説
解説
解説
解説
解説
インファイト氷と岩と鋼に対して強くなる。
解説
電気を透かせるが、氷に一貫して弱い。
解説
とんぼがえり解説
解説
解説
解説
テラバースト解説
解説
解説
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:いかく/すてみ
性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252
持ち物:こだわりハチマキ/いのちのたま
確定技:ブレイブバード/インファイト
選択技:とんぼがえり/すてみタックル/でんこうせっか/いのちがけ/がむしゃら

持ち物で火力を補強し100族のSからの高い打点と広い攻撃範囲で相手を叩く型。

降臨機会を得やすく後続も有利になるいかくと、一致技の威力を補強するすてみでは運用が全く異なるので注意。
特性考察の項にある通り、場に出した時点で特性が相手に割れる。

火力は等倍でも充分に高く、すてみ・無補正A振り@ハチマキのブレイブバードで無振りガブリアスを確1。
B特化ヤドランも高乱数2発となり、強力な物理受けでも後出しさせない力を持っている。

スカーフ型 [編集]

特性:いかく/すてみ
性格:いじっぱり/ようき
努力値:A252 S252or調整 残りH
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:ブレイブバード/インファイト/とんぼがえり
選択技:すてみタックル/いのちがけ

速攻低耐久アタッカーを上から叩ける。とんぼがえりとの相性も良い。
この型も特性や努力値配分によって運用が全く異なる。

いかくの場合はいかくを序盤で撒きつつ、終盤ブレバで抜いていくという動きができる。
すてみの場合は基本的に高火力で上から殴るというスタイル。
他のスカーフ持ちの事も考えてようきも候補に入る。

他のスカーフ持ちや、竜舞ギャラドス等に先制することを意識したASベースか
先制技や撃ち合いに強くいのちがけも採用しやすいHAベース、
いのちがけに特化したHSベースに分かれる。

性格について
いかくの場合は基本的にいじっぱりでよいと思われる。
いじっぱりスカーフガブリアスなどを抜きたい場合のみようきも選択肢になるが、火力に差が出る。
例えば、無振りゲッコウガが確1だが、ようきだと乱1(50%)になる。
他にも、ようきの場合
HDカバルドンにも きのみ込みで 受け出されてしまうが、意地っ張り&すてみ の場合はムクホークの打ってくる技が半減でないポケモンの受けは難しい。

おいかぜサポート型 [編集]

特性:いかく
性格:ようきorいじっぱり
努力値:HP252、素早さ調整or252(残りは攻撃)
持ち物:きあいのタスキ
確定技:おいかぜ/いのちがけ
選択技:ブレイブバード/すてみタックル/とんぼがえり/でんこうせっか/がむしゃら

おいかぜといのちがけの相性のよさを生かせる型。先発で出せば読まれにくい。
いかくと突破力の高さから交換も誘いやすいのでおいかぜが決まりやすい。
おいかぜ後はいのちがけやブレイブバード・すてみタックルでの自主退場、がむしゃらでの削り等で後続へつなぐことができる。

何より読まれにくく、物理受けに交換される方が立ち回りやすくなる型。
ムクホークでは普通はほぼありえないタスキで、最低限の仕事はこなしてくれる。

ASすてみで、退場技をブレイブバード&すてみタックルにするのはあり?
普通に応戦されたらいのちがけがまともに入らなくなるから、高火力反動技で退場する方が強い気がする。


対ムクホーク [編集]

注意すべき点
高い攻撃種族値からの一致ブレイブバード、すてみタックル。相性補完の良いインファイトまで使える。
繰り出し性能を高めるいかくと、主力のタイプ一致技2つを強化できるすてみ、どちらの特性も非常に強力。
すてみ+ハチマキだとB特化ギャラドスでいかくを入れても受けきれず、クレベースクラスでないと数値受けは難しい。
いのちがけを使えるポケモンの中ではHPが高めである点も留意しなければならない。
スカーフ持ちも多く、素早い電気タイプ等でも先制できずとんぼがえりで撤退されてしまう。
対策方法
ブレイブバードやインファイトを多用するため、いかく込みでも耐久は低い。
問題はいかに被害を減らすかだが、ノーマル・飛行・格闘半減以下のポケモンは通常ロトムサーフゴーの2種類だけである。
ノーマル・飛行半減、格闘等倍ならドータクンクレッフィデカヌチャンなどでも受けられるが、
HPが低いポケモンはいのちがけで落とされるため、全ての型を完封するのは難しい。
ただし、ほとんどがこだわりアイテム持ちであり、サイクル戦を回せるほどの耐久も無いため、ある程度型を絞って立ち回れば受け流せる。
ステルスロックをあらかじめ撒いたり、速攻物理アタッカーの弱点となる麻痺か火傷を入れてしまうのも有効。

外部リンク [編集]