ヒートロトム [編集]
No.0479 タイプ：でんき/ほのお 特性：ふゆう（地面タイプの技を受けない） 体重：0.3kg（けたぐり・くさむすびの威力20）
| ポケモン | ＨＰ | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ヒートロトム | 50 | 65 | 107 | 105 | 107 | 86 | 520 | ふゆう |
ロトム：ゴースト ヒート ウォッシュ フロスト スピン カット
唯一のでんき×ほのお複合のFCロトム。専用技はオーバーヒート。
特性とタイプの噛み合いがよく、本来4倍弱点のじめんをふゆうで無効化できる。
かたやぶりには貫通されるが実質抜群2、半減以下9と堅牢な耐性を持ち、数値上の耐久に反して後出ししやすい。
第九世代ではテラスタルが登場。じめんタイプに変更されることでボルトチェンジを無効化されやすくなり、耐性を活かしたクッション性能が低下。
ひこうと同じくじめんの弱点を突けず、居座りを決めてくる相手からは基本的に逃げるか捨てるしかない。
一方、自身もテラスタルによって一致火力上昇に加え、単でんきタイプにテラスタルすると実質弱点なしの状態になれる。
総じて、逆風ばかりではないがやや立ち回りが難しくはなったか。
新技についてはテラバースト以外はナイトヘッドのみ。ライジングボルトを失い、条件付きではあるが最大火力は低下した。
独自の耐性と豊富な変化技は健在。
サイクル戦向けの性能とオーバーヒートの相性も良好で、環境最上位とまでは行かずともそれなりの立ち位置を保っている。
特性考察 [編集]
- ふゆう
- 隠れ特性はなく全フォルム共通の特性。
本フォルムで特筆すべき点は、無効化できるじめん技が本来4倍弱点であること。
じめんを含め耐性9つ、弱点2つという唯一無二の優秀な耐性を得られる。
各種フィールドの恩恵を受けられない反面、エレキ・ミストフィールド下でもねむるが使える点はメリットと言える。
当然、かたやぶりには貫通されるため過信しないこと。
技考察 [編集]
| 攻撃技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |   |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 10まんボルト | 電 | 90(135) | 100 | 麻痺10% | タイプ一致技。性能安定。 | |
| かみなり | 電 | 110(165) | 70 | 麻痺30% | タイプ一致技。高威力だが命中不安。 | |
| ほうでん | 電 | 80(120) | 100 | 麻痺30% | タイプ一致技。攻撃しつつ麻痺撒き。 | |
| エレキネット | 電 | 55(82) | 95 | すばやさ↓100% | タイプ一致技。攻撃しつつすばやさを奪う。ダブルでは相手2体攻撃。新規習得。 | |
| ボルトチェンジ | 電 | 70(105) | 100 | 自分交代 | タイプ一致技。攻撃しつつ撤退可能。 | |
| オーバーヒート | 炎 | 130(195) | 90 | 特攻↓↓ | タイプ一致技。連発は効かない。撃ち逃げ向き。 炎攻撃技はこれとテラバーストのみ。 | |
| シャドーボール | 霊 | 80 | 100 | 特防↓20% | 対霊超。ドラパルトやラティオスに。 | |
| たたりめ | 霊 | 65/130 | 100 | - | 状態異常の相手に威力倍増。おにびやでんじはとあわせて。 | |
| あくのはどう | 悪 | 80 | 100 | 怯み20% | シャドーボールと選択。スカーフなら怯みを狙える。 | |
| イカサマ | 悪 | 95 | 100 | - | 物理受けやとつげきチョッキでの積み抑制に。 | |
| ハイパーボイス | 無 | 90 | 100 | みがわり貫通 | みがわり対策に。半減オーバーヒート>ハイパーボイス。 一貫性は高くダブルでは相手全体攻撃。 | |
| 変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | | ||
| でんじは | 電 | 90 | サポート用。地面は呼びにくいが、電気やひらいしん等に注意。 | | ||
| おにび | 炎 | 85 | 物理アタッカー対策。炎は呼びにくいが、こんじょうに注意。 | | ||
| トリック | 超 | 100 | こだわり系アイテムとあわせて。 | | ||
| わるだくみ | 悪 | - | 新規技。オーバーヒートの反動を相殺できる。 | | ||
| リフレクター | 超 | - | サポート用。味方の物理耐久を強化。 | | ||
| ひかりのかべ | 超 | - | サポート用。味方の特殊耐久を強化。 | | ||
| みがわり | 無 | - | 補助技対策や、交代読みで。 | | ||
| ねむる | 超 | - | カゴのみと合わせて全回復。ふゆうにより各種フィールドに阻害されないため好相性。 | | ||
| いたみわけ | 無 | 100 | 不安定だが攻撃も兼ねた回復技。藍の円盤技マシン。 | | ||
テラスタル考察 [編集]
| タイプ | 主な技 | 解説 | |
|---|---|---|---|
| 電 | 10まんボルト かみなり ボルトチェンジ | 一致技の強化。炎タイプの弱点が消え、ふゆうと合わせて弱点なしに。 耐性が少なくなるのと、元が4倍なのでかたやぶりじしんに狙われやすいのは注意。 | |
| 炎 | オーバーヒート | 一致技の強化。耐性が減るだけなのが痛いが最大火力は得られる。 | |
| 水 | テラバースト | 対炎・岩・地面。水弱点を半減する。草は炎技で牽制できる。竜には通らない。 | |
| 草 | テラバースト | 対水・岩・地面。キノコのほうしなども無力化で対キノガッサも。竜には通らない。 | |
| 氷 | テラバースト | 炎ロトムに強く出てくる竜に刺さる。耐性面ではガタ落ちなので奇襲的に。 | |
| 闘 | テラバースト | 対岩、悪。特にバンギラスに強くなれる。 | |
| 霊 | シャドーボール | カイリューのしんそくを透かすのが最大の目的。ゴーストには互いに抜群となり不利。 | |
| 竜 | テラバースト | 炎電草の耐性を維持したまま水弱点を半減。氷は呼びにくいが竜には互いに抜群となり不利。 | |
| 悪 | あくのはどう イカサマ | 控えめなら珠でH252ラウドボーンが、無振りドラパルトは持ち物関係なく確定1発。 サーフゴーにはオーバーヒートで十分。 | |
| 鋼 | テラバースト | 炎ロトムに強く出てくる竜を半減。ふゆうも活きる。対カイリュー。 | |
| 妖 | テラバースト | テラバースト前提だがドラゴンへのカウンター。環境に多い格闘、悪への耐性も活きやすい。 | |
| 使用率・採用率の低いテラスタル |
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型考察 [編集]
汎用アタッカー型 [編集]
性格：ひかえめorおくびょう
努力値：HC252orCS252をベースに調整
持ち物：とつげきチョッキ/オボンのみ/たつじんのおび
確定技：オーバーヒート/10まんボルトorかみなりorほうでん/ボルトチェンジ
優先技：おにび
攻撃技：あくのはどう/シャドーボールorたたりめ/ハイパーボイス/イカサマ/テラバースト（草・氷・フェアリー）
補助技：でんじは
オーソドックスなアタッカー型。
オーバーヒートや10まんボルトなどで攻めていき、苦手な相手がきたらボルトチェンジ。
基本はウォッシュロトムと同じ動きだが、より対でんき・くさ・フェアリー性能に秀でている。
後出し性能と撃ち合いを意識するならHC振り、先手ボルトチェンジやオーバーヒートで負荷を掛けるならCS振り。
火力増強アイテムならどちらの振り方もメリットがあるが、とつげきチョッキやオボンのみを持たせる場合はHCベースが使いやすい。
中低速のみずタイプに先手を取れるかどうかは重要。
オーバーヒート使用後のことも考えて動けると尚良い。
ボルトチェンジで逃げることでもある程度対処はできるが、でんじはやおにび、イカサマで相手の積み行動を妨害するのも有効。
こだわりアタッカー型 [編集]
性格：ひかえめorおくびょう
努力値：HC252orCS252をベースに調整
持ち物：こだわりメガネ/こだわりスカーフ
確定技：オーバーヒート/10まんボルトorかみなり/ボルトチェンジ
優先技：トリック
選択技：イカサマ/あくのはどう/シャドーボール/ハイパーボイス/おにび
こだわりアイテムを持たせ、火力や素早さを補強する。
メガネの場合は持続的な高火力が魅力。有利なパーティに対して高威力のボルトチェンジでサイクルを回せる点は格別な強み。
スカーフの場合本来不利な相手にも役割が持てる。先手ボルトチェンジで逃げることでロトムの消耗が抑えられることもポイント。
こだわりトリックで耐久型を機能停止にする事もできる。
一方で技の切り替えが出来ないため、不用意なオーバーヒートが負け筋を生む場合もあることには注意が必要。
交代読みは勿論のこと、相手をそのまま倒してしまうと後続の積み起点にされる可能性も考慮して運用したい。
耐久型 [編集]
性格：ずぶといorおだやかorおくびょう
努力値：HB252orHD252orHS252をベースに調整
持ち物：カゴのみ/たべのこし/ゴツゴツメット/かえんだま
確定技：オーバーヒート/ボルトチェンジ（推奨）or10まんボルトorほうでん
優先技：おにび
選択技：イカサマ/みがわり/いたみわけ/ねむる/トリック
優秀な耐性を活かし、有利な相手に何度も繰り出してサイクルを疲弊をさせる。
耐久に大きく振ることで有利な相手に対する安定した役割遂行が狙える。
HBベースの場合は接触技に対してスリップダメージの狙えるゴツゴツメットが好相性。代表的な非接触技であるじしんは特性で無効。
おにびとあわせて物理アタッカーを容易に機能停止させられる。
自身が炎タイプなのでかえんだまを持たせても火傷にならない。
そのため任意のタイミングでトリックして相手の持ち物剥奪＋物理アタッカー弱体化を狙える。
壁サポート型 [編集]
性格：ずぶとい/おだやか/のんき/なまいき
努力値：H252 BD調整
持ち物：ひかりのねんど
確定技：リフレクター/ひかりのかべ/ボルトチェンジ/オーバーヒート
優秀な耐性を活かし、先発で1発耐えて壁を張る。
防御・特防も悪くなく、特化することで一致等倍もかなり耐えるようになる。
Sを低めに調整することで壁貼り→後攻ボルトチェンジで後続エースの無償降臨を狙うことも可能。
特定のポケモンを意識したS下降補正の性格や、S個体値を調整するのもあり。
対ヒートロトム [編集]
- 注意すべき点
- 特性で4倍弱点である地面技を無効にするため、耐性9つに弱点2つとなる。
火傷や麻痺にならないので状態異常受けとしても機能する。
火力・耐久・素早さの全てが並以上にありカスタマイズ性が高く、
耐久振りから壁張り、アタッカー、こだわりメガネ・こだわりスカーフなど型の判別が難しい。
タイプ一致技の等倍範囲が広く、ボルトチェンジ、おにび、でんじは、トリックを考慮すると
型が判別しないうちは受け出しがしづらい。
- 対策方法
- 炎＋電気を両方半減以下にできるのは、水・地面、炎・地面、岩・電気、一方の弱点タイプを含まないドラゴンタイプ。
その他ではあついしぼうタルップルやヒートロトム自身がいる。
炎技は連発が効かないオーバーヒートしか覚えず、居座って連発してくる攻撃技は10まんボルト程度なので、
電気に耐性のある耐久型のポケモンであれば、炎は等倍でも相手できるだろう。
おにびを空かして繰り出すことができ、上から叩けるのであれば、かたやぶり持ちのポケモンで地面技を撃つとよい。
再生技がなく、主力技の性質上あまり居座りに向かないポケモンなので、耐久型の相手も苦手。1/4削れるステルスロックも効果的。